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閑話 マロは所属できるか否か?

個人的にどうなのか気になっただけで、描いた話だったりする。

いやまぁ、愛らしい見た目のマロがどうなのか色々と言いたいのだが‥‥‥

……人里離れ、海上にポツンと浮かぶ小さな島。


 そこには今、その島では入りきれないほどの巨躯を持ったモンスターなどが集い、あるモンスターを中心にして、議題が開かれようとしていた。



【‥‥‥デハ、コレヨリ国滅ボシモンスター組合、第‥‥‥何回ダッタカ?】

【確か、10回目じゃ】

【いや、23回目じゃなかったか?】

【5回目じゃないっけ?】


【…‥‥トリアエズ、気ヲ取リ直ソウ】



 これ以上会議の回数を話しても答えがでなさそうだったので、今回の集まりでの司会モンスターは考えるのを放棄した。


【今回ノ議題ハ、2ツアル】

【ほう、2つとな?何があるのだ?】

【ああ、どうやら一つ目の方だが‥‥‥ちょっと向こうの大陸だったかな?そこ出身の奴、話してくれ】

【お、オレか。ちょっとな、あの大陸にある大国なのだが‥‥‥‥】









【‥‥‥という訳で、色々とやばい。なので、総力を上げて潰した方が良いはずだ】

【うわぁ‥‥‥えげつないなぁ】

【国滅ぼしモンスターである我らからしても、ドン引きというやつになるなそれ…‥‥】

【ちょっと前に無くなったフェイカーと言う組織がまだましじゃな】


 議題に挙がったその国の所業を聞き、出席していたモンスターたちはドン引きしていた。


【うん、まぁ、議題に挙げるまでもないというか、それは人間でも魔族でも確実にアウトと言うやつだよなぁ】

【アア……ット、デハ全会一致デ滅亡決定カ?】

【【【異議なし】】】


 とりあえず、一つの国が滅ぼされることは決定したとして、もう一つの議題に彼らは移ることにした。



【で、その残る一つの議題は何だ?】

【あ、それは我が説明させてもらうのじゃよ。っと、こやつじゃ】


 出席者の内、大きな狐の姿をしたものが、背中から誰かを下ろした。


【ピギャス!】


【ぬ?コカトリス……か?】

【いや、でも通常のとは違うが…‥‥まさか】

【ああ、こやつは通常のコカトリスとは違う進化を遂げた‥‥‥石化のブレスを吐かず、黄金化させるブレスを吐くようになったやつじゃ。名前はマロ。とはいえ、ブレスの違いだけではなく、戦闘力そのものも実は我々並みにあるのじゃが‥‥‥】

【なんだとう!?】

【こ、コカトリスが!?】


 その言葉に、出席していたモンスターたちは驚愕の表情を浮かべる。


【まぁ、こやつは隠しておるのじゃがな。面倒ごとになるのは目に見えておるし、今のまま、無害そうな状態で見せておきたいそうじゃ。けれども、強さは本物ゆえに、議題として…‥‥こやつをこの国滅ぼしモンスター組合の会員に加えたいのじゃが、どうじゃろうか?】

【ふむ……そうなのか?】

【見た目的には人畜無害そうだが】


 見た目だけであれば、そのコカトリスはモフモフのふかふかにしか見えず、どう見てもこれが国滅ぼしのモンスターと言われても信じようがない。


【それを言ったら、クラーケンのわーたしはどうなのだろうかぁ?】

【いや、お前の場合見た目通りだからな?】

【愛され系クラーケンとして目指しているんだけどねぇ。最近、ようやく人化を覚え始めて、魔族モドキとしてマスコットキャラになれるように頑張っているのだけどねぇ】

【‥‥‥この間、恐怖のクラーケン祭りとかあったのは貴様のせいか!!トラウマになったやつが大勢いたんだぞ!!】

【ああ、あの触手だらけの、下手するとR18になっていたやつか・・・・・・】


【ハイ、ソコ、関係無イ話ヲスルナ】




 

 少々脱線を交ぜつつも、ああでもない、こうでもないと真面目に議論が交わされていく。


 時間が立ち、ようやく結論が出来たときには、すでに夕暮となっていた。


【…‥‥デハ、コノコカトリスヲ我々ノ組合ニ入レテ大丈夫ダナ】

【まだちょっと納得できないけどね】

【でも、途中で全員と対戦したら黄金化して治療費がかさみそうになったからなあ……】

【ああ、強くていいわねぇ。うちのマスコットになってくれないかしらぁ?】


…‥‥とにもかくにも、どうやら仲間入りが決定したようだ。


 この日、一つの国の崩壊と、新たな国滅ぼしのモンスターが仲間入りしたのであった。







―――――――――――――――――


「あれ?あの女狐たちを見ないわね」

「ん?どうやら国滅ぼしのモンスター組合での会議があるらしくて、遠出するって言ってたからな‥‥‥多分、1週間もすれば帰って来るよ」

「マロはその中に入っていたのか?」

「んー、入れるかどうかの話し合いがあるらしいけれどねえ。どうなんだろうか」


 疑問に思いつつも、ルースたちには確かめるすべはない。


 ただ、一つだけ言えるのは、その集まりに入る勇気はないことぐらいである。


 何しろ、国滅ぼしのモンスターたちが集まっている時点で、迂闊にやらかせばとんでもない未来しかないのは確定なのだから。


 なお、過去に数回ほど、その集まりに対して良からぬ企みを持った国が向かい、それらが滅亡したのは、言うまでもなかった。

さてさて、ちょっとほのぼのした章も終わり、次回は新章。

色々な意味で騒乱が起きるが、多分大丈夫な‥‥‥‥はず?

何にせよ、次回に続く!!


……なお、今回ちょこっとでた他のモンスターの登場予定は未定。

クラーケンの奴は出したい…‥‥なんかね、今まで作品にいなかったキャラがあるんだよなぁ。

出せなかったら、別作品に出す予定です。

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