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192話

あと数話ほどでモフモフ要員を出せると良いなぁ‥‥‥出したいのになかなか話が進まない。

そして花粉もひどくなってきたようで、目痒い、鼻酷い、マジきつい。

 王城に入り、ハイドラ国王に謁見し、王女様達の発見までの経緯をルースたちは説明した。


 路地裏で王女であるルルリアとアルミアが成敗をしまくっていて、治安向上させていたことも、狙う輩がいたようで撃退していたのだが、今回の王女行方不明の事が洩れて、そのせいでより危険にさらされ、ルルリアが一度怪我を負ったなどを話したのだが…‥‥



「‥‥‥ぬぅ、どこのどいつだ!!我が娘に矢を放った馬鹿者はぁぁぁぁぁ!!」


 怪我を負った話をした途端、ハイドラ国王が激怒した。


 まぁ、自分の娘がどこの馬の骨ともわからないような襲撃者たちの手によって、怪我を負わせられたのは父親としては怒るところなのであろう。


「安心してください、そのような輩はタキたちを召喚した際にまとめてつぶしました」


 落ち着かせるために、ルースはそう説明した。




 危ない所であったが、とりあえず危険な者たちは無力化してしまえということでタキたちを暴れさせたが、その中に当然襲った輩たちがいたので、まとめてぷちっと逝ってしまったはずである。


 無事だとしても、路地裏前のあの争いから騒動が大きくなって、衛兵たちが入り込んで捕縛するのも時間の問題であったから、放っておいても大丈夫だったかもしれない。



「そして今、こうして王女様達をお連れしたわけです」

「ううむ、なかなか大変だったようだな…‥‥わざわざ苦労して、我が娘たちを救ってくれて、感謝を仕切れないぞ」



 説明を終え、ハイドラ国王は感謝するように頭を下げる。


 ルルリアとアルミアたちも、それぞれが今回の事を引き起こした責任感があるのか、改めてこちらも頭を下げた。


「では、正門前に群がる偽物たちは退け、ようやく王女が帰ってきたことを発表し…‥‥」



 と、ここでようやく今後どうするかの話をしようとした、その瞬間であった。



バァンッ!!

「「「父上!!妹たちが帰って来たのは本当ですか!!」」」



 謁見室の扉が盛大に開かれ、三人の男たちが入って来た。


 どれも一目見ただけで上質な衣服を着ており、その顔が国王に似た絶妙な薄いチャラさを感じさせることから‥‥‥というか、国王に対しての呼び方から、ルースたちはすぐに誰なのか察した。



「おい、いきなり謁見室に飛び込んでくるとは、一体どういうつもりだ、アレス、ハルバーン、ギェーア」


 国王が厳しい顔をしたが…‥‥そんなことはどうでもいいとばかりに、その三人はルルリアたちの方へ顔御向ける。



「ああ!!無事に帰って来たか妹たちよ!!」

「ルルリア、アルミア無事かい!?」

「やはり正門前に群がる偽物とは確実に違うよ!!」


「お、お兄様方!?今はまだ、家庭教師たちにしごかれているはずなのでは!?」

「シスコン共がなんでここにいるの!?」


 ルルリアたちが驚愕したように見ているが‥‥‥どうやら彼らは、この国の第1、2、3王子たちらしい。



 王子たちはそのままの勢いでルルリアたちの方へ駆けだそうとしていたが、ルースとバルション学園長に気が付き、そしてすぐに向きを変えた。


 学園長の方ではなく、ルースの方へ…‥‥



「お前か妹たちを攫ったのはぁぁぁぁ!!」

「いや、毒牙をかけたのだろぉぉぉぉぉ!!」

「大人しく捕まりやがれぇぇぇ!!」


「盛大な勘違いをしている!?」


 何をどう勘違いしたのか、それとも王子たちにまで話が伝わる間に間違った情報が伝わったのか、ルースを悪者として見るような目で、王子たちが突撃してきた。



「「「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」」」

「‥‥‥精霊状態っと」


 とはいえ、そんな単調な突進で大人しく捕縛されるようなルースではない。


 素早く自身の体を精霊の状態にして、床を蹴り上げ高く飛びあがり、スライディングして飛び掛かって来た王子たちを軽く交わしたのであった。



 よけられた王子たちは見事に滑り、まるでペンギンが氷上を滑っていくようにも見える。


…‥‥凍っていたりしないので、おそらくはかなり摩擦が少ないのか、もしくは勢いが強かったのであろう。




ドゴン!!

「「「そげぶばぁ!!」」」


 そのまま滑って壁に激突した王子たちを見て、その場の空気はしらけたものになるのであった…‥‥








 

残念王子共の突撃をいなしたが、どうしようかこいつらを。

王女たちが帰って来たのに、今度は王子が問題を起こすのかよ。

何にせよ、まだまだ王族からの面倒事はありそうで…‥‥

次回に続く!!


……シスコンにしたのは、なんか書きやすかったからである。単純に争い合っているというよりも、いかに自分がどれだけ妹が好きなのかで争っているほうが面白そうだったからね。

とりあえず、個性がないと埋もれそうだ。

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