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不良と私  作者: 秋元愛羅
本編
25/72

不良と一通の手紙




「は」


「だから・・・・・」


「はぁぁぁあああああ」






5月。


入学式から1ヶ月。


成り行きもなく澪の口から出た言葉が俺に衝撃を与えた。


「いいじゃないですか。澪先輩のおばちゃん家の和菓子、ものすごくおいしいですよ」


「いや、そういうわけじゃないだろ悠理」


「うん、お婆様が喜ぶ言葉だけど」


やっぱりここはお嬢様言葉か。


心につっこみながらもこうなった成り行きを整理する。




事の始まりは一通の手紙からだった。


澪宛てのきれいな便箋の手紙で送り主は野澤桐恵。


澪の祖母からだった。


その内容はあいつらが決めた婚約者、要するに俺を連れてゴールデンウィークに泊まりに来いと言うもの。


ぜって―――――嫌だ。


俺に対する嫌がらせか?





「じゃあ、2人の家に行けばいいじゃないですか」


だがら、そういう問題じゃねぇって。


「………………でも庄吾の家、行ってみたいなぁ」


…………………澪まで乗るな。






こうして、澪の祖母の家、俺の家(一家の別荘)に一泊二日泊まることになった。






「お土産、期待しています」


「お前、ぜってぇ楽しんでるだろ」









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