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不良と私  作者: 秋元愛羅
本編
24/72

不良と新学期





4月


校庭に咲き誇った桜は新入生を歓迎し、進学したことを祝っているようだ。





「あ゛ったま痛ぇ」


「徹夜するからだよ」


本日入学式兼課題テスト


貰うのが遅かった俺は徹夜して完成させた。


言っておこう。


ここの頭の良さはハンパない。


完全にこんなのでたか?っていう世界だった。一応、これでも勉強してた方だが。


もちろん、テストなんて惨敗だ。





「多分、赤点はないと思うし滑り込み入学したからある程度見逃してくれると思うけど……………………………


酷いよ、これ」


メモ代わりとして書いた解答をみながら言う澪。


へーへー頭いい奴にはかないませんよ。


実際、課題の9割を教えて貰って感謝しているから言えないが。



「澪先輩」


「あ、悠理たち」


声をした先を見ると場違いな奴ら3人。


というか入っていいのか?


普通、いかんだろ。しかももうすぐ昼休み終わるし。


「テスト、どうでした?」


てめぇら一回ぶん殴っていいか?





「……………恋人届け?」


「そんなのあったねぇ」


なんの届けだ。婚姻届けの仲間か。




話の中身を簡単に言うとゴタゴタ防止策らしい。


まぁ、子供が出来ました~~~って言われたら大問題だからな。



「要らないでしょ」


「確かに要らないな」


紙の上の婚約者ではあるが事実上の恋人ではない。


そんな雰囲気になることはない気がする。


いや、ならない。


――――――ズキンッ


なんだこれ。気のせいか?


変な痛みに違和感を覚える。




「つまらない」


「そうですよ!!」


中坊三人組の抗議の声を聞きながらこの痛みの元凶を考えていた。







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