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ひと昔前のアニソンを歌っていた歌手やグループについて語る  作者: 九傷


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Origa

 


 今回紹介するのはOrigaさんになります。

 攻殻機動隊ファンなら一発でわかったのではないでしょうか。



 代表曲

『ファンタジックチルドレン』EDテーマ『水のまどろみ』

『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』OPテーマ『inner universe』

『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』OPテーマ『rise』

『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』OPテーマ『player』

『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』EDテーマ『date of rebirth』



 Origaさんと言えばやはり攻殻機動隊でしょう。

 近年のシリーズファン以外は、大体Origaさんのイメージで定着していると思います。


 当時アニメを見た人にとって、このOPテーマは衝撃的の一言でした。

 作品が素晴らしかったのはもちろんですが、この曲によって惹きこまれたという人も多いのではないでしょうか。

 幻想的でありながら作品の電子的なイメージもしっかりと出ており、素晴らしい世界観が形成されています。


 作曲者である菅野よう子さんが凄いのは言うまでもありませんが、その曲を歌うOrigaさんも凄まじい才能を持っています。

 こんな美しい歌声を持つ人は、そう滅多にいるものではありません。

 透明感のある歌声は、真のクリスタルボイスと言っても過言ではないでしょう。

 表現力も抜群で、哀愁漂う感じや艶やかさなど、曲に合わせた歌い方の使い分けも素晴らしく、歌唱力も圧倒的。

 まさに、日本のアニメ界に降り立った天使でした。


 Origaさんはロシア出身の方で、『攻殻機動隊』の楽曲にはロシア語が多用されています。

 それがきっかけでロシア語に興味を持ったという人も少なくなく、大学でロシア語を専攻すると何人かは『攻殻機動隊』を知っているというケースも多かったようです。

 イメージとしてはやはりロシアという感じですが、『水のまどろみ』はタイトルと同じく日本語歌詞になります。

(歌詞を担当しているのは、このエッセイでも紹介している濱田理恵さんです)

『攻殻機動隊』のイメージが強過ぎますが、この曲も哀愁を感じる素晴らしい楽曲になっております。

 聴いたことがない人は、是非聴いてみてください。



 そんな素晴らしいシンガーソングライターであるOrigaさんですが、2015年1月17日に、肺がんによる心不全で44歳という若さで亡くなられております。

 世界の損失とも言えるこの訃報は、アニメファン以外の多くの人にも衝撃を与え、あちこちのネットニュースで取り上げられていました。

 外国人のファンも多く、Youtubeに投稿されている『攻殻機動隊』の曲のコメントにはforever、never dieなどのメッセージか数々残されています。

 しかも、もう10年以上前の公開なのに、コメント自体はここ数ヶ月以内だったりするんですよね。

 今もなお愛されている、何よりの証拠だと思います。


 ご冥福をお祈りするとともに、私も言っておきましょう。

 Origaさんの歌は、不滅です。



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― 新着の感想 ―
[良い点] Origaさんの歌は私も攻殻機動隊で知りました。 素晴らしい歌声に聞き惚れ、今も時々かけまくることがあります。 世界の損失……まさにその通りです。 44歳は若すぎますね。
[良い点] 何という事でしょうか。 まだまだお若いのに、あんなに素晴らしい歌を歌われる方なのに、すでにお亡くなりになっていたのですね。 昔、攻殻機動隊のアニメを深夜見たとき、言葉もわからないのにと…
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