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引田香織

　今回紹介するのは引田香織さんです。

　この方も知っている人は少なそうですね。

　代表曲

『LOVELESS』ＥＤテーマ『みちゆき』

『少年陰陽師』ＯＰテーマ『笑顔の訳』

『破天荒遊戯』ＥＤテーマ『手の中の永遠』

『あまつき』ＥＤテーマ『名まえのない道』

『マリア様がみてる 4thシーズン』ＥＤテーマ『くもりガラスの向こう』

　ラインナップを見ればわかる通り、基本的にＥＤ曲で採用されることの多い方です。

　聴けばわかると思うのですが、声質が幻想的、神秘的なイメージがあるからだと思います。

　凄く落ち着けるんですよね。眠るときに聴くと子守唄のようになります。

　上記には含めませんでしたが、ＯＶＡ『テイルズ・オブ・シンフォニアTHE ANIMATION』のＥＤである『願い』も凄く穏やかで、まさにヒーリング曲と言える仕上がりです。

　そういった意味では、ＯＰ曲である『笑顔の訳』はかなり異色ですね。

　ただ、決してあっていないというワケではなく、これはこれで素晴らしいと思っています。

　作曲は『みちゆき』と同様梶浦由記さんなので、幻想的なメロディーが引田香織さんの歌声と非常にマッチしているんですよ。

　上記の中では『名まえのない道』も梶浦由記さん作曲なので、この時期はそういった契約だったのかもしれません。

　私が引田香織さんを知ったのは『みちゆき』からで、この曲はＯＰの『月の呪縛（カース）』と一緒にシングルに収録されていました。

　当時の私は梶浦由記さんの関係しているＣＤは全て買い漁っていたので、セットで聴いていたんですよね。

　私としてはどちらかと言うと『みちゆき』の方が好きだったんですが、リピートして聴いてると眠くなってくるので、セットで聴くことが重要でした＾＾

　それにしても、代表曲を並べてみると女性向け作品が多いように思えます。

　明らかに狙って採用されていると思うのですが、実際はどうなのかわかりません。

　ただ、なんとなくわかる気もしますね。

　大人な雰囲気がありますし、女性向け作品にはマッチした歌声だと思います。

　引田香織さんは『くもりガラスの向こう』以降はアニソンを歌っていませんが、音楽活動はずっと続けています。

　Wikipediaには書かれていませんが、世界三大船会社の1つであるプリンセスクルーズの豪華客船「ダイヤモンドプリンセス」にて日本人としては初となるゲストエンターテイナーとして抜擢されるなど、実は結構凄い経歴も持っているんですよ。

　そんなこともあって、もうアニソンシンガーという枠では収まらない人なのですが、個人的にはやっぱりまたアニソンも歌って欲しいなぁと思ってしまいます。

　今後しっとりとした雰囲気の女性向け作品がアニメ化されたら、是非とも彼女に歌って欲しいですね。