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汐織視点

 清花さやかのことがずっと好きだった。清花とは家が近い、幼なじみだった。

 彼女のことを意識し始めたのは小学生の頃。それから高校生になるまでずっと片思いだった。

 片思いしている間、私は彼女を守りつづけた。彼女のことを狙う奴は、私が事前に、穏便に排除しておいた。その甲斐あって、清花は私と付き合うまで誰とも付き合うことはなかった。


 高校生になってから、清花は変わった。以前より暗くなり、自傷をすることが出てきた。私は彼女のことが心配で心配でたまらなかった。より注意深く彼女のことを観察するようになった。

 ある日、清花が急に明るくなったのを不審に思い問い詰めると、死ぬつもりだったことがわかった。

 そんなことはさせない。私の好きな清花に死んでほしくなかった。

 私は思い切って告白した。何年もの間、清花に対して思っていたことを全部伝えた。私の思いを聞いた彼女は、死ぬことをやめてくれた。

 彼女が私の思いに応えてくれたのは、あの時弱っていたから、何か縋るものが欲しかっただけなのではないか、と後から思い始めた。私は彼女のことが好きなのに、彼女が私のことを好きだという気持ちが信じられなかった。





……これ以降はノクターンに移動させました。

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