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タヌキジジィ
……
コッコ氏の遺品である紫色のネクタイを締めたニャーロック・ニャームズは掛け軸をめくり赤いスイッチを押した。
「ほう」
壁が動き、隠し部屋のさらに隠された部屋が現れた。
「鶏のくせにとんでもないタヌキジジィだ」
『クラシカルな物は美しい!』
『携帯? 車? もってのほかじゃ!』
コッコ氏の言葉が蘇る……
「こんな物、僕にどうしろってんだ?」
隠し部屋にあったのはピカピカに光る高級車に最新型のスマートフォン、ずらりと並ぶスーパーコンピューター……
「なにがクラシカルだ! ハッハッハッ!」
ニャームズはひとしきり大笑いした後、真顔になった。
「……で? これを僕にどうしろと言うんだよ?」
イカ刺し山ダンディーオマケ……
完。
次話から『ネコネコ・アザラシ』のスタートです。




