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発達障がいを持つ「私」  作者: 「私」
9/10

九話の「私」




 お久しぶりです。半年ぶりかな?春から近隣の県にある私立大学に進学してひとり暮らしをして、と忙しく過ごしていました。


 大学側には事前の保健調査の用紙に健康状態などを書く欄があったので、そこに発達障がいの事やそれによって予想される困難や、配慮して欲しい事などを伝えました。


 後日大学側から連絡があり、一度詳しい話を聞くために大学側に来て欲しいという事で言って色々と説明してきました。おかげで現状問題無く大学に通えています。


 こちらの希望として症状などを知っておいて貰いたいけど、基本的には普通の生徒と同じように過ごしたいとお伝えしていて。今配慮してもらっているのは体育だけです。


 体育は発達性協調運動障害で普通の人に混じっての運動は大変である事、体が弱いというか疲れやすいのと、前話から引き続き原因不明のめまいのため、普通のクラスではなく。ケガや生まれつきの病気などで運動を制限されている人のためのクラスに入りました。


 晴れの日は外でウォーキング、雨の日は中でストレッチという感じで他の競技に比べたら楽なのですが。私以外のメンバーはケガさえなければ普通に運動のできる人達なので時折ついていけなくなる時もあります。


 体育の先生も私の情報は知っているようで気にかけてくれます。なので体調不良など報告すれば休んだりしやすい環境ではあるのですが、ひとり暮らしに週五回朝からの授業という大きな負担からそもそも自分が自分の体の調子を把握できておらず、これくらいなら我慢できると思っているうちに体調が悪化してしまったり……


 とはいえひとまずは体育以外は順調です。支援学校高等部と高校を両方卒業してから入学したため、同級生も三個下。四年生が同い年という状況ですが一応同級生の友達もできました。


 やはり少し話やノリが合わないなと思う場面もありますが、私の年齢を知っても付き合ってくれる良い子達だなぁ。と、少し親目線?のような目で見る時もあります(笑)


 発達障がいを持つ人、その保護者の人。大丈夫です。進学できます。


 私は希望する社会福祉士の資格が目指せる大学で、自分の学力に合った私立大学が近くに無かったので他県でひとり暮らしを始めました。とはいえできれば自宅から通えた方が良いと思います。


 ひとり暮らしは自由で、大学の近くなので朝もゆっくりできるのが利点です。代わりに家事を全て一人でしなければいけないこと、家賃や光熱費に食費に日用品など費用がかさむのが大変なところです。


 それから、コロナ禍で大学が現在オンラインになっていますがひとり暮らしは本当に孤独です。まだ一年でそれほど親しい友達もいないし、実家にも他県からはなかなか帰れません。田舎は今他県の者に非常に厳しくなっています。


 オンライン授業はオンオフの切り替えが難しく集中が切れやすいです。私はもともと家で勉強をするのが苦手で、宿題も極力学校でやる人なので。




 学費に関してですが、発達障がいの人が使えそうな制度を書いておきます。まず国の奨学金。給付奨学金と第一種貸与奨学金、第二種貸与奨学金があります。


 これらは家計の収入の審査があるのですが、手帳を持っている人がいる世帯には5,60万円ほどの控除?があり、普通なら収入の目安を超えている家庭でも審査が通る可能性があります。日本学生支援機構のシュミレーション機能を使えば誰でも簡単に調べられるのでおすすめです。


 給付奨学金は文字通り給付されて返さなくても良い奨学金です。授業料免除と生活費の給付がセットになっています。収入によって三つの段階に分かれ、生活保護世帯や児童養護施設出身の人などは全額授業料が免除されます。次にそれに準ずる世帯が3分の2、その次が3分の1の減免を受けられます。減免されるのは授業料だけで、私立の施設整備費などは含まれていません。


貸与奨学金は返さなくてはいけない奨学金で、第一種は利子無し。第二種は利子がつきます。


 健常者でも卒業と同時に400万円ほどの借金を背負い、返しきれず奨学金破産というケースもあります。まして障がいのある私達は奨学金だからと安易な借金をするべきでは無いと思います。


 私の場合は高校の時にアルバイトで貯めた貯金と給付奨学金、念の為に第一種奨学金を借りて学費にあてる予定です。


 そして、高校卒業前に申し込んだ障害者年金の申請が通ったとの通知が先日あり、そのお金は生活費に当てる予定です。


 親に反対されている人は一度この話をしてみてください。金銭面で親に頼らずともなんとかなるかもしれません。


 私は障がい者こそ社会的モラトリアムを得るべきだと考えています。それがなければ私は支援学校を卒業してすぐに作業所でわずかな工賃を得る生活になっていたでしょう。


 高校に進学してその間に少しずつ体調などを安定させ、前向きに色々な事に挑戦できるようになってアルバイトでも働く事ができた。そうしている内にもっと学んで、資格がなければつけない仕事につきたいと思った。


 働いて得たお金で入学金や入学前に支払う学費の目処が立ち、自分で調べて奨学金などの手続きをして、と自分で出来る事が増えた。


 というわけで、色々と将来の選択肢が増えます。


 最後に、伝え忘れていたので。国以外の奨学金もあります。大体は身体障がいの人向けの奨学金なのですが、発達障がいの人が受けられる奨学金もあります。ここに載せていいかどうか分からないので、ネットで調べて見てください。私も一つの団体に申請中です。


 使える物は遠慮せずに何でも使おう!それでお金の心配をせずに勉強に集中できるならそれで良いと思います。





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