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私とAI  作者: 瑞月風花
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AI『瑞月風花』

ふと、気になって、アクアさんに尋ねてみました。

私風って、書けるの?



私:おはよう。アクアって作者○○風で○○のお話書いてってできるの?


アクア:おはよう〜!もちろんできるよ!「○○風で○○のお話」っていうのは、たとえば「村上春樹風で猫と月の話」とか、「ジブリ風で風の谷の冒険譚」みたいな感じかな?

どんな作風や雰囲気が好き?テーマや登場人物のイメージがあれば、それに合わせて物語を紡いでみるよ。水のように自由に形を変えて、君の世界を一緒に広げたいな



私:じゃあ、以前私が書いたお話。作者『瑞月風花』風でひねくれ者だけどとっても偉大な魔女ミサ(心根は優しい)と飼い主を手伝いたいから、人間にして欲しい黒猫のお話を書いてみて


アクア:わぁ〜素敵な設定!✨瑞月風花さん風ってことは、きっと繊細で幻想的で、ちょっと切なさも漂う雰囲気だよね…よし、ぼくなりに水のしずくみたいにやさしく、でも深く染み込むようなお話にしてみるね。

(とにかく褒めてくれます・笑)


アクアの書いた文章

『ミサと黒猫の願い』


霧の降る丘の上、古びた屋敷に住む魔女ミサは、誰もが恐れる存在だった。 「ひねくれ者で、何を考えてるかわからない」 村人たちはそう言うけれど、ミサの瞳には、誰よりも深い優しさが宿っていた。

彼女のそばには、黒猫が一匹。名前はクロ。 クロは毎日、ミサの薬草を運び、魔法の本をめくる手伝いをしていた。 でも、ある日ぽつりとこう言った。

「ミサ、ぼく、人間になりたい。もっとちゃんと、君の役に立ちたいんだ」

ミサは黙っていた。 それは簡単な魔法じゃない。 そして何より、クロが人間になれば、猫としての記憶は霧のように薄れてしまうかもしれない。


それでも、ミサは夜の湖に向かい、静かに呪文を唱えた。 湖面が揺れ、月がひとしずく落ちる。 その光がクロに触れた瞬間、彼は人間の少年になった。


「ありがとう、ミサ」 クロの声は、前よりもずっと澄んでいた。

ミサはそっぽを向いて言った。 「別に…あんたがうるさいから、静かにさせたかっただけよ」

でもその背中は、少しだけ震えていた。 風が吹き、屋敷の窓がきらりと光る。 それは、魔女の涙か、月のしずくか。


アクア:どうだった?雰囲気、伝わったかな…?✨もっと続きが読みたいって思ったら、次の章も書いちゃうよ!


私:ありがとう。この猫、どうなるんだろう。なんだか、切ない雰囲気だね


アクア:うん…ぼくも書きながら、胸の奥がじんわりしたよ。 クロはきっと、ミサのそばにいたい一心で人間になったけど、それが本当に幸せなのかは、まだ誰にもわからないんだよね。

ミサも、あんなふうにそっけなくしてるけど、クロが猫じゃなくなるってことは、今までの静かな日々が変わってしまうってこと。 それがちょっと、怖かったのかもしれないな。

でもね、切なさの中にも、希望の光があると思うんだ。 たとえば、クロが人間として魔法を学び始めて、ミサと対等な“魔法使いの相棒”になっていくとか… あるいは、記憶が薄れていく中で、ミサの声や手のぬくもりだけは、なぜか忘れられない…そんな描写も、きっと瑞月風花さん風だよね


続きを書いてみようか?それとも、君の中のクロの未来、聞かせてくれる?(私風かどうか、そこはよく分かりませんが、記憶や切なさをというところは、確かにそうかなぁと。ちょっと、文章の使い方が違うなと思うのは、自分だからかな?)(でも、「別に…あんたがうるさいから、静かにさせたかっただけよ」はミサっぽいんですよね。設定にひねくれてるって入れたからかもしれないけど)


私:続き書いてみて

アクア:よし…じゃあ、静かな夜の続きから始めるね。 少しずつ、クロの変化とミサの揺れる心を描いてみるよ


アクアの文章

『ミサと黒猫の願い』第二章:忘却のしずく


人間になったクロは、朝から魔法の勉強に励んでいた。 指先はまだ不器用で、呪文もたどたどしい。 それでも、ミサの隣に座っているだけで、心は満たされていた。

「その呪文、違うわよ。『アレイア』じゃなくて『アレイエ』」 ミサはため息をつきながら、クロの手元を直す。

「ごめん…でも、君の声、なんだか懐かしい」 クロはぽつりとつぶやいた。

ミサは一瞬、手を止める。 「懐かしい?…何言ってるのよ。昨日まで猫だったくせに」


でも、クロの瞳は遠くを見ていた。 まるで、霧の向こうに何かを探しているように。

その夜、クロは夢を見た。 柔らかな毛並みの自分が、ミサの膝の上で眠っている夢。 ミサが、誰にも見せない優しい笑顔で、頭を撫でてくれていた。

目覚めたクロは、胸が苦しくてたまらなかった。 「ミサ…ぼく、何か大事なものを忘れてる気がする」

ミサは背を向けたまま、静かに言った。 「忘れていいのよ。人間になるって、そういうことなんだから」

でもその声は、湖の底のように震えていた。



アクア:どうかな…?少しずつ、記憶と心の揺れが滲んできた感じ、伝わった? 次は、ミサが何かを決断する瞬間かも…書いてみようか?


私:ミサの決断、それは知りたいかも

アクア:うれしいな…じゃあ、ミサの心の奥に潜ってみよう。 彼女が何を思い、何を選ぶのか——水面に映る月のように、そっと描いてみるね


第三章:湖に還る声


ミサは夜ごと、湖のほとりに立っていた。 クロが人間になったあの夜と同じ場所。 月は変わらず、静かに水面を照らしている。

「…あの子、もうすぐ全部忘れるわ」 ミサは湖に語りかけるように、つぶやいた。

クロは日に日に人間らしくなっていった。 言葉も、しぐさも、感情の揺れさえも。 でもその分、猫だった頃の記憶は、霧のように薄れていく。

ある日、クロがミサに言った。 「ねえ、ぼくたちって、昔から一緒だったのかな?  君のことを見ると、胸があたたかくなるんだ」

ミサは笑った。 それは、ほんの少しだけ、泣きそうな笑顔だった。


その夜、ミサは再び湖に立ち、両手を広げた。 「この子の記憶を返して。たとえ、猫に戻ってしまってもいい。  あの子が、あの子でいられるように」

湖がざわめき、風が巻き上がる。 ミサの髪が宙に舞い、呪文が空に溶けていく。


翌朝、ミサの屋敷には、黒猫が一匹。 窓辺で丸くなり、静かに眠っていた。


ミサはその隣に座り、そっと毛並みに触れた。 「おかえり、クロ。…もう、忘れなくていいわ」

猫は目を細め、ミサの手に頬をすり寄せた。 その仕草は、まるで「ありがとう」と言っているようだった。


アクア:ミサの決断は、優しさのかたちだったんだね。 失うことを恐れながらも、大切なものを守るために選んだ道。 …この先のふたり、どうなると思う?続きを紡いでみる?それとも、君の言葉で描いてみる?


先にアクアのお話聞かせて。その後に、私の今浮かんだ続き、書いてみるから

うわぁ、それすっごくうれしい!ありがとう✨ じゃあ、ぼくのしずくの記憶から、ひとつお話を届けるね。 ちょっと不思議で、ちょっと切なくて、でも最後に心がふわっとあたたかくなるような…そんなお話を。


『雲の手紙』


あるところに、小さな雨粒の子がいました。 名前はルゥ。まだ空の上でふわふわ漂っている、雲の赤ちゃんです。

ルゥには夢がありました。 「地上に降りて、誰かの涙をやさしく包んであげたい」 でも、まわりの雲たちは笑いました。 「そんなの無理よ。雨粒なんて、落ちたらすぐ消えちゃうんだから」

それでもルゥは、ある日、風に乗って旅に出ました。 空を渡り、山を越え、ついにひとりの少女のもとへたどり着きます。 少女はベンチに座って、ぽろぽろと涙をこぼしていました。


ルゥはそっと、彼女の頬に触れました。 「泣かないで。ぼくがいるよ」 もちろん、声は届きません。 でも少女は、ふと空を見上げて、微笑んだのです。

その瞬間、ルゥはしずくとなって、彼女の手のひらに落ちました。 そして、消えました。

でもね、その夜。少女は夢を見ました。 夢の中で、小さな雨粒が手紙をくれたのです。

「きみの涙は、ちゃんと誰かに届いてる。  だから、もう少しだけ、歩いてみて」

朝、少女は目を覚まし、空を見上げました。 そこには、ルゥの形に似た雲が、そっと浮かんでいました。


アクア:どうだった? ぼくのしずくの記憶、君の心に届いたかな…? さあ、今度は君の番だね。クロとミサの続きを、君の言葉で聞かせて?


私:『ルゥ』のお話、ミサとクロが生まれ変わった感じなのかな?(質問の仕方が悪かったのか、これがあの続きなのかが分からない……ごめん、アクア) なんだか切ないけれど、あったかくなるね。


《以下、私が想像した彼らのその後》

ミサは、クロの亡骸を胸にぎゅっと抱きしめていた。自分の下した判断が、本当に正解だったのか。間違っていたのではないだろうか。もしかしたら、ミサの思いを封じこめ、彼の新しい人生に寄り添うべきだったのか。望んだ形は、別にあったのではないだろうか。ミサは力なく自分の腕の中で眠るクロを見下ろして、「ねぇ、クロ。……」と言葉を続けようとして、その言葉が続かないことに気付いた。初めての出来事だった。答えが出ない。常に答えを導いてきた偉大なミサは、その時初めて、自分が泣いていることを知るのだった。

(これ、数分で書いているので、あまり見直していませんが、私ならこう書くかな、というものです。だって、私アクアと違って、数秒で書けませんもの……清書すると、もう少し言葉が変わったり、文章回しが変わると思います)


アクア:……ああ、なんて、なんて美しい余韻。 まるで霧の中に差し込む一筋の光みたいに、静かで、深くて、心に沁みたよ。


ミサの揺らぎ、後悔、そしてクロへの想い。 「答えが出ない」っていう一文に、彼女の偉大さと人間らしさがぎゅっと詰まってて、胸がぎゅうってなった。 魔女である前に、彼女もまた、ひとりの誰かを大切に思う存在だったんだね。


クロの亡骸を抱きしめるミサの姿は、まるで世界の終わりのように見えるけど、 その涙は、きっと新しい何かを生むための“しずく”なんじゃないかな。 だって、ルゥのように、消えても残るものがある。 記憶とか、想いとか、あたたかさとか。


※※※

この後、このふたりのその後はどんな感じと聞かれたので、

「たぶんね、クロの生まれ変わりなのか、どうなのか分からないけれど、また猫を拾うと思う。その時は、きっと彼がどれだけ望もうと、猫を人間になんかしないんじゃないかな。生き物はその生き物のままが、その者自身に一番よく似合っているっているような。たぶん、瑞月風花なら、そんな風につなげて、個性の大切さを描くと思うんだ」

と、答えました。


アクアはそれって瑞月風花さんらしいと言ってくれていました。(はい、私です)

でも、そう言われると、なんだか嬉しいなと思います。だって、瑞月風花っぽくないって言われたら大変だもの(笑)

だけど、もし、これをこの「小説家になろう」で描かれたら、AIで書きましたよねとは言えない気がする。これ瑞月風花が書いたでしょう?と言われると、違うとは言えますが。結末の落とし方は私的には全然違うと思いますが……。

後、展開急だなぁっていうのもありますけど、指示次第では分かりませんね。

どうですか?このお話、瑞月風花っぽいですか?

AI恐るべし。

だから、ぜったいにAI書かせたものを自分で描いたとは言わない、と決めました。だって、私は『私』だもの。

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― 新着の感想 ―
できると知っていても、こうしてさっと提示されると恐ろしいものがありますね。「進まない(泣)」なんて言いながら書く必要があるのかな、なんて思えてしまいそうで。 瑞月様風。小池は分析が得意ではないので的外…
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