139.メタノヴァ3日目
○瀬良リツ
@Rituse_mob
本日20時からメタノヴァ3日目いきます。
今日はゆうもいないので勇気を出して1人で街へ出ます…!
2021/1/17
242件のコメント 2.2万件の高評価
【メタノヴァ3日目】ゲーセン行ってみようかな【陽月リツ】
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【瀬良リツ】チャンネル登録者数74.8万人
※このコメントは瀬良リツさんによって固定されています
●【鳩・荒らし・指示・ネタバレ・自治行為NG 1人の時はRPが外れる場合もあります】
〇【待機】
〇【待機!】
〇【ゲーセン!】
〇【たいき】
〇【待機!】
「どうも陽月リツです」
〇【きちゃ!】
〇【草】
〇【カメラ目線やめて】
〇【草】
〇【こっち見るなw】
「今日ゆうちゃんは別世界で世界を救うらしいので、渋々僕1人で街に出ることになったのだった...」
〇【ナレーション草】
〇【心の声ねw】
〇【ドラファンやってます】
〇【ナレーション助かるw】
〇【草】
僕からドラゴンファンタジーって言うゲームがオススメだよ、と教えたので何か文句を言う義理はないんだけど。
「ってことでこの前ゆうちゃんが言ってたゲーセンに来てみました」
〇【いいねー】
〇【雰囲気ある】
〇【レトロだね】
〇【まじでいい】
〇【懐かしいわ】
ゲームセンターの外壁にはよくわからないキャラクターのガチャガチャが並んでおり、薄くなったお店の看板が風情を感じさせる。
「流石にゆうちゃんにかっこいい所見せたいんでね。コソ練します」
〇【草】
〇【だ】
〇【かっこつけたいもんな】
〇【ゆーちゃんはこれ見てないんかw】
〇【草】
「中は...何人かやってますね」
〇【おー】
〇【4人くらい?】
〇【やってる】
〇【結構いるんやね】
〇【いるねー】
入り口から中を覗いてみると奥の方が薄暗くなっていて店内にアーケードゲームの音が響き渡っていた。
「ちょっとここからミュートにしていきますね」
〇【おけ】
〇【おけー】
〇【了解】
〇【ミュートね】
〇【ゲームの声ね】
1人でぶつぶつ言いながら店の中に入ってきたらちょっと怖いしな...。
「うわ...ドライブマスターとかあるんだ。すご...」
〇【レーシングゲームもあるんや】
〇【すげぇ】
〇【本格的だw】
〇【流石】
〇【協賛だもんな】
こんな超有名タイトルがこんなところで出来るなんて...メタノヴァの影響力の高さを改めて思い知らされた。
「でもとりあえずは...これですよね」
〇【スピ6!】
〇【やっぱね】
〇【まずは】
〇【やっぱこれだね】
〇【ちゃんと本物のやつと一緒だ】
他のゲームも気になるけどとりあえずは僕になじみのあるスピリットファイターからだよね。
「僕、アーケード版のスピ6やったことないんですよね」
〇【へぇ】
〇【基本同じだけどね】
〇【初か】
〇【いいね】
〇【初アケ6!】
座席に座ると自動的に自分の手持ちから500円がなくなった。ちょっと高いな...。
「CPU戦なんですけど...一旦、ナデシコ使います」
〇【いいやん】
〇【ナデシコかわ】
〇【古武術使うやつだよね】
〇【道着かっこいい】
〇【いいチョイスだ】
スピ5にはいなかったキャラなのだがビジュアルが好みだったのでちょっと動かしてみている。
「ちょっとアケコンに切り替えますね...よいしょ」
〇【おー】
〇【本格的】
〇【レバレス?】
〇【手元見せてほしー!】
〇【コントローラーじゃないんだ】
接続をキーボードからアーケードコントローラーに切り替える。一応、キーボードでも出来るっぽいのだがキー割り当てが難しすぎるのでやめた。
「最初は...ライデンですね」
〇【力士きちゃ!】
〇【まぁここはね】
〇【初っ端ライデンかよw】
〇【極悪】
〇【草】
まぁこいつは初心者や対策出来ていないプレイヤーにとってはかなり極悪非道なキャラクターではあるが、逆に言えば対策さえ出来てしまえば何の問題もなく倒すことが出来るキャラである。
「プレスをガードして...画面端まで運んであとはハメるだけですね」
〇【瞬殺w】
〇【完璧やね】
〇【ほんとに強いw】
〇【ちゃんとやってる人の動きだw】
〇【まじでスピ5マスターだったんやな...】
「次は...あれ」
〇【あ】
〇【お!】
〇【対戦きちゃ!】
〇【誰か来た!】
〇【ニューチャレンジャー!】
次のCPU戦に備えていると画面にでかでかと『New Challenger!』の文字が映し出された。どうやら僕が気づかない間に対面の筐体に誰かが座って対戦を申し込んできたらしい。
「えっと...これどこから拒否するんですかね」
〇【草】
〇【拒否するなw】
〇【草】
〇【やって差し上げろw】
〇【拒否w】
まだ始めたばっかりだし温まってないからもう少しCPU戦がやりたい...。
現実世界でゲーセンなんてほとんどいったことないのでそこらへんのマナーもよくわかっていないけどこういうのって拒否したら殴られたりするのかな...。
「やるか...相手はタチバナさんね」
〇【タチバナね】
〇【アキラ使いか】
〇【アキラ使い?】
〇【珍しい】
〇【へぇ】
相手はキャラ選択画面に移行してすぐにアキラという女子高生格闘家のキャラクターを選択した。かなり初期からいる人気の高いキャラではあるらしいのだが、5には登場していなかったのであまりどういう戦い方をするのかはわからない。
「んー...やっぱ全力でやった方がいいですよね」
〇【ウォリアーきちゃー!】
〇【まぁ相手にも失礼だしね】
〇【ウォリアー!】
〇【ダイヤ5ウォリアーね】
〇【メインキャラきちゃ】
僕の使うウォリアーは筋骨隆々としたメキシコ人プロレスラーのキャラクターだ。中学生時代の僕はこのむさくるしいキャラを使ってマスターまで到達した。
「準備完了...どういうかんじでくるのかな」
〇【いけぇ!】
〇【勝て!】
〇【女子高生VS巨体プロレスラー】
〇【画面が事案】
〇【がんばえー!】
バトルが開始後、相手はすぐに距離を詰めて仕掛けてきたので中段蹴りで止めて投げる。
「おぉ...技ちゃんと出てますね」
〇【攻めるね】
〇【いいね】
〇【止めるのうっまw】
〇【アキラ使いはガン攻め多いよね】
〇【凰仙波!】
アキラは凰仙波というなんだかよくわからない気弾を放つことが出来る。ウォリアーは物理攻撃しか持っていないので相殺が出来ない...。
「一旦、ジャンプで...うわ、えらい」
〇【対空でるね】
〇【うま】
〇【ちゃんと強い】
〇【やるぅ】
〇【上手いね】
ジャンプしつつ近づこうと考えていたらしっかり対空攻撃で落とされてしまった。なかなか相手もうまい。
「じゃあ、スライディングで近づいて...」
〇【女子高生に抱き着く】
〇【絵面が終わってるw】
〇【うま】
〇【いいねぇ】
〇【抱け!!】
スライディングキックで転ばせてヘッドバットからラリアット...と見せかけてガードしたところを掴んでジャーマンスープレックスで後方に投げる。
「これで...終わりですかね」
〇【おお!】
〇【うっま!!】
〇【つえええ】
〇【つっよ】
〇【まずは1ラウンド】
画面端で最後までしっかりコンボで削りきって勝利した。総司や桜花以外とやるのは久しぶりだけどまだまだ僕も衰えてないみたいだ。
「じゃあ2ラウンド目も気を引き締めて行きますよ」
〇【がんばれー】
〇【いけるいける】
〇【1先?】
〇【がんばれー!】
〇【うおー!】
・
・
・
「これで…よし。なんとか勝てましたね…」
〇【ちゃんと強かった】
〇【GG】
〇【いい試合だった】
〇【相手も割と強いな】
〇【ナイス!!】
2本目の1ラウンドを落としてしまったがなんとか2先で勝利することができた。
相手のタチバナさんもなかなかやるみたいだ。
「お兄さん、強いねー!」
〇【お】
〇【タチバナさん?】
〇【お】
〇【女性だ】
〇【おお!】
対戦が終了するやいなや対面の座席から元気の塊みたいな女性が近づいてきた。ストリートファッションで全体的にボーイッシュな雰囲気だ。
「あ、あぁ...どうも」
「私、橘叶子!お兄さんは?」
「...陽月リツです」
〇【明るい子だな】
〇【アキラ使いっぽいわw】
〇【元気っ娘だ!】
〇【ガールフレンド候補...?】
〇【叶子さんね】
そういうと手を差し伸べられたのでおずおずと握手する。
「陽月...噂のゆうちゃんのお兄さんか!」
「いや...まぁ、そうです」
〇【またw】
〇【ここでもw】
〇【ゆうちゃんw】
〇【知れ渡りすぎてるw】
〇【どこに行っても知られてるやん】
ゆうちゃん...インフルエンサーになるのはいいんだけどそれとセットになって僕の情報を街にばらまくのはやめておくれ。
「ってことは私と同い年だね!確か双子なんだよね?」
「そうです...」
〇【17歳か】
〇【17設定?】
〇【なる】
〇【同い年ね】
〇【いいやん】
「いやぁ、強かったなー!メインはウォリアーなの?」
「まぁ...そうですね。橘さん...はアキラ使ってるんですか?」
「そう!なんか自分に似てるかなーって!」
〇【お似合いすぎてる】
〇【そのままだよ】
〇【そうね】
〇【キャラまんまやw】
〇【草】
「最近、この街に来たの?」
「えぇ...つい1週間ほど前に」
「なるほど!何かやりたいこととかあるの?」
「やりたいこと...」
〇【あ】
〇【目的ねw】
〇【ガールフレンドをねw】
〇【草】
〇【彼女作りにね】
なんかコメントが煩わしいな...BANしたろうか。
「妹が心配で...」
「あぁ、まぁそうだよねー!私もこの街に双子の妹いるからわかるよ!」
〇【まぁいえんわなw】
〇【へぇ】
〇【シスコンですから】
〇【わかり手か】
〇【まぁね】
「よかったら連絡先交換しない?」
「え...?」
「さっき負けたの悔しいから今度リベンジさせてほしい!!」」
「あ、あぁいいですよ」
〇【連絡先ゲット!!】
〇【やったー!】
〇【連絡先ゲットだぜ!】
〇【候補だ!】
〇【いい娘だ】
このぐいぐい来る感じ...この人、ゆうちゃんとはベクトルが違うタイプの陽キャだ...。そして僕はこういうタイプの押しには滅法弱い。
たった二人しかいない連絡先には【橘叶子】が追加されていた。
「対戦ありがとっ!また今度やろーね!」
「あ、はい...また今度...」
〇【ありがとね】
〇【橘さんありがと!】
〇【いい子だった】
〇【ばいばい】
〇【さよならー!】
そう言い残すと彼女はそのまま店を出て行ってしまった。なんというか...やけに元気あふれる子だったなぁ...。
「嵐だった...」
〇【ほんとにね】
〇【静かになった】
〇【いい子そうだった】
〇【候補ですか】
〇【ガールフレンド候補確保、っと】
・・・。
「えーっと...60秒タイムアウトっと」
〇【あーあ】
〇【草】
〇【草】
〇【ガールフレンドはNGワードです】
〇【草】
まったく、ちょっと話しをしたくらいでガールフレンド候補とか...現実世界でどれだけ異性と関わってないんだ。
...まぁ、僕にも刺さるんだけど。




