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93.第3回ラジオ(後編)


「ということで、続いては『誰にも信じてもらえないホントの話』のコーナー!」


「誰に言っても信じてくれない、もしくは誰にも言ったことのない秘密を募集しました」


〇【きちゃ】

〇【お】

〇【気になります!】

〇【うおおおお】

〇【きちゃー】

〇【セラリツはなんかあるのかな】




「アルファさんの誰にも信じてもらえない話ってあるんですか?」


「うーん...あっ!言ったことない奴、1個だけあるよ」


「ほう、なんですか?」


〇【何?】

〇【なんだ】

〇【ん?】

〇【アルファの秘密...】

〇【しょーもないやつじゃないだろうなw】

〇【ほう】


聞いておいて申し訳ないが、正直アルファさんの秘密ってしょうもないものしか想像できない。




「昔俺が別名義で活動してた時なんだけど、有名な漫画雑誌の新人賞に入賞したことあるんだよね」


「有名な漫画雑誌って?」


「それは言えないけどさぁ...あ、じゃあ瀬良ちゃんにだけチャットで教えるよ」


「はぁ...」


〇【まじで?】

〇【なんだろ】

〇【普通にすご】

〇【月刊?】

〇【なんで同人作家やってるんw】

〇【へぇ】


え...週刊チャンプ?チャンプって言ったらそれこそ連載作品がどんどんアニメ化するくらい漫画界の超有名ブランドじゃん。




「まじですか...」


「まじまじ」


〇【そんなに?】

〇【セラリツw】

〇【セラリツの反応から割と大手だっていうのはわかった】

〇【結構有名どころなんやな】

〇【やば】

〇【で、今同人作家と】




「でも今商業やってないですよね。連載とか打診されなかったんですか?」


「そりゃ打診されたけど、なんかそこで燃え尽きちゃったんだよね。ていうか俺遅筆だから、週一で20ページとか描けない!」


「そうですか?」


「瀬良ちゃんは超速筆だから商業向いてるかもね」


〇【そうなんだ】

〇【セラリツは速いけど】

〇【でも漫画はアナログだから遅いんじゃ?】

〇【週刊ってえぐいなw】

〇【たしかに】

〇【セラリツ商業デビュー?】


まぁ僕の今描いてる『画面の向こうの君に会う方法』だってどっちかっていうとメジャーなジャンルではないし、時間に追われる週刊連載よりもまったりした個人活動の方が向いてるのかもしれない。




「そういう瀬良ちゃんは何か秘密ある?」


「まぁありますけど、大体は話せないんで」


〇【そうね】

〇【セラリツは謎が多い】

〇【性別とか年齢とか】

〇【絵師になる前なにしてた】

〇【謎多きセラリツ】

〇【まぁ】


まぁ『瀬良リツ』として活動している上での秘密は多いな。他のVライバーは嘘かどうかはともかく設定上の年齢や性別、誕生日は公表しているけど僕はそのすべてを伏している。それも別に大きな理由があるとかではなく隠していた方がミステリアスな感じでいいかなーというふわっとした理由で。




「あ、でも年齢に関してはアルファさんには言ったことありましたよね」


「あ...あぁ、うん。たしかに...」


〇【そうなん!?】

〇【なんでテンション下がった?w】

〇【アルファ知ってるんか】

〇【歯切れ悪w】

〇【てぇてぇ...?】

〇【なんで?】




「なんでっては言えないですよ。アルファさんも言わないでくださいね」


「そりゃーもちろん。瀬良ちゃんが40超えてるなんてことは誰にも言わないよ!」


「超えてないですから」


〇【草】

〇【草】

〇【まさかのセラリツアラフォーw】

〇【草】

〇【だいぶ上やなw】

〇【瀬良リツ(40)】


一回りどころか二回りくらい違うんだが。




「まぁ冗談はこれくらいにして、最初のお便り読んでいこうか」


「そうですね。えー、ではラジオネーム『レバーブロー』さんから頂きました」


「ありがとー!」




『お酒についての話です。大学生のころ、サークルの飲み会ではしゃいでペース配分を間違えて泥酔してしまったのですが、朝起きたら先輩と同じベットで上半身裸で寝てました。ちなみにどっちも男です。先輩も俺も何も覚えてないし...心なしかおしりも痛いような。何もなかったと信じたい』




「らしいです...」


「お酒は怖いねぇ...」


〇【草】

〇【ケツいたいのは確実で草】

〇【ホモォ...】

〇【こーれはやってます】

〇【アウト!】

〇【※どっちも男です】


どちらの記憶にないのであればやっていないのと同じ。男二人、シュレディンガーの密室だよ。




「ま、まぁ覚えないんだったら何もなかったってことにしましょう」


「そうそう。お尻が痛いのは辛いもの食べすぎたってこと」


〇【草】

〇【ほんとに記憶にないんか?】

〇【先輩、実は確信犯だったりして】

〇【草】

〇【掘られて...】

〇【まぁ全裸じゃないだけマシ】


先輩が確信犯の線は割とまじでありそうだけども。




「僕はお酒飲まないですけど、アルファさんはお酒の失敗はあるんですか?」


「あるよー。それこそ俺が専門学校行ってた時に泥酔して朝起きたらゴミ捨て場に転がってたもん」


「うわぁベタだけど、本当にそういうのあるんですね」


〇【まじでw】

〇【草】

〇【お酒はほどほどに】

〇【大学生はしゃーない】

〇【失敗から学んでいくんよ】

〇【ベタやねぇ】


僕は将来飲むようになってもそうならないようにしよ...。




「じゃあ次!ラジオネーム『高天ヶ原』さんから」


「ありがとうございます」




『実は昔、1次Vブームに乗っかって個人でライバーデビューしたことがある。まだみんなが企画やってるときに配信してたんだけど結局鳴かず飛ばずで登録者数3桁でやめちゃったけど』




「へぇ!第1次ブームってことは2018年?」


「...ってことですよね。じゃあ僕の大先輩になりますね」


「俺も2019年デビューだから、俺にとっても先輩だね」


〇【すご】

〇【5強と同期か】

〇【先見の明があるな】

〇【やめちゃったんか】

〇【時代が追い付いてなかったか】

〇【あの時代に配信はすごいw】


実際、あの時代にデビューするだけじゃなくて配信はだいぶすごいと思う。まだライブ2Dだって開発されてないし、個人でVライバーになるにはかなりの初期投資費用が必要だったはずだ。




「2018年デビューに配信...あと1、2個情報あれば僕のデータベースから検索できそうですけど」


「いや、すご」


〇【草】

〇【やばw】

〇【リリカ様見る前はいろんな人見てたんだっけ】

〇【セラリツそれくらいのV詳しいよね】

〇【王国民になる前か】

〇【こわw】


あの時は僕もまだリリカ様に出会う前でいろんなVライバーを見まくっていたのでもしかしたら見たことがあるかもしれない。それにあの時代で配信活動をメインにしていただけでもかなり限られてくるし。




「まぁ、鳴かず飛ばずって言いますけど実際登録者3桁って普通にすごいですからね」


「そうそう!学校1つ分よ?」


〇【たしかに】

〇【普通にすごい】

〇【セラリツが言ってもなぁw】

〇【すごいんだけども】

〇【半年で30万人さん?】

〇【まぁすごい】




「あの時代に個人デビューって普通に誇っていいですよ。僕もあの時、未来ユウキさん見てましたけどデビューしたいなんて少しも思いませんでしたから」


「まじでそう!ユウキちゃん見て、俺もこれやろうとは思わないもん」


〇【そうね】

〇【みくるんは神】

〇【画期的だったよね】

〇【まだその時Vを知らなかった】

〇【みくるんは偉大】

〇【正直すごい】




「まぁ、時代を先取りしすぎたってことで。逆に今復活したら配信系Vライバーの元祖名乗れるんじゃないですか?」


「確かに!それに今はライブ2Dもあるしね!」


「ご依頼の際は瀬良リツをどうぞよろしく」


〇【草】

〇【マーケティングうまいなぁw】

〇【草】

〇【草】

〇【来たら笑う】

〇【草】


今デビューしたとしても結局Vライバーの数はあの頃よりも飽和してるし費用は掛からないかわりに人気が出るかと言われれば難しいだろうけどね。




「では...次が最後のお便りかな?」


「そうですね。えー...ラジオネーム『アイアムナンバーツー』さんから頂きました」


「センキュー!」




『実はここだけの話なんですが、とある居酒屋に行ったときに奥の席からセラリツとゆうちゃんらしき声が聞こえてきて怖くてそっち見れなかったです。セラリツが...みたいな話もしてました』




「それは怖いねぇ」


「ほう...」


〇【怖いね】

〇【ファンとしては大正解】

〇【えらい】

〇【声かけないのはえらい】

〇【実際あったら怖いね】

〇【うわぁ...確定じゃん】


いや...怖いな。




「怖いですね...。だって僕、悠と一緒に居酒屋行ったことまじでないですもん」


「こわー!」


〇【こっわ】

〇【逆に怖いw】

〇【ドッペルゲンガー!?】

〇【配信してて全く声一緒?】

〇【やばw】

〇【こわこわこわ...】


悠と一緒に出掛けたのは初めて遊んだあの日と夏祭りの日だけで、そのうちご飯食べたのも最初の日にランチ食べただけだから完全に目撃情報と一致していない。まじでドッペルゲンガーじゃないか?




「てか、それが僕かゆうだとしてセラリツなんて言うわけなくないですか?」


「それは確かにね」


〇【あー】

〇【まあ】

〇【リッキー呼びだもんね】

〇【それはそう】

〇【そやね】

〇【確かに】




「その人たちはもしデビューしたら面白そうだけどね」


「面白い...ですかね」


〇【ドッペルゲンガー系Vライバーw】

〇【コラボ待ってる】

〇【この配信も見てるんかなw】

〇【面白そうw】

〇【うーん】

〇【草】


勘違いするくらい二人とも声が似てるんだったらちょっとは話してみたいけど。




「でもまぁ...自分の配信でも言ってますけど万が一本物の僕に会っても絶対声はかけないでくださいね」


「そうだね!声かけたら瀬良ちゃん引退するらしいから」


「容赦なくチャンネルごと消します」


〇【草】

〇【大事】

〇【こわ...】

〇【きえんで...】

〇【ファンはしないだろうけどアンチとか】

〇【一生家にいて】


僕はある程度のRPと配信時と普段の声を分けているからバレることはほとんどないと思うけど、心配なのは悠だよなぁ...。声どころか普段の悠まんまの状態で配信してるからファンなら一発でバレると思うんだよね。




「ゆうは隔離したほうがいいか...」


「おや、サイコパス?」


〇【怖いw】

〇【え?】

〇【草】

〇【ヒェ...】

〇【ん?隔離...?】

〇【ヤンデレリツ】


おっと、違う違う。




「では本日のラジオはこれまでってことで。アルファさん何かありますか?」


「今日は瀬良ちゃんの狂気も漏れ出てたね」


「あとでアーカイブごとアルファさんの記憶も消去しときます」


「ひぇ...」


〇【あれ、今日もホラー回?】

〇【草】

〇【ひぇっ】

〇【怖い話?】

〇【狂気出てる出てる】

〇【こわw】




「では今日のラジオは瀬良リツと」


「近江アルファがお送りしましたー!」


「「では、みゃたー」」


〇【ではみゃたー!】

〇【ではみゃたー】

〇【ではみゃたー!!】

〇【みゃたー】

〇【ではみゃたー】

〇【記憶処理がんばって】

〇【ではまたー】

〇【ではみゃたー!】








◎このライブストリームは終了しました。

#せらおーみ

【不定期】せらおーみラジオ#3【瀬良リツ/近江アルファ】

126,181回視聴

 ↑1万 ↓35 □

【瀬良リツ】チャンネル登録者数38.4万人











〇陽向ゆう

@SUNSHINE_U


リッキーに隔離されるなら...問題ないか!!!!


2020/10/18

56件のコメント 4998件の高評価




良いお年を。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 今日もリツちゃんがかわいい [一言] ナチュラルに出てくる狂気発言いいよね。
[一言] ゆうリツでお酒飲んで先輩後輩の朝チュンお手紙みたいになる本ください!! 女友だち、二人っきり、ベッドの上 何も起こらないはずもなく
[一言] 同意されてる 来年にはほんとに隔離されてたり……
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