第30話 新たな仲間・4
翌日、俺は進化し、主とウィルはレベルアップしていたので、今の自分の事を知る為にギルドの訓練所へとやって来た。
まずは互いのステータスを確認する為に、地面に座り互いにステータスを確認し合った。
最初にまずは、俺のステータスを確認する事になった。
✤
名 前:ゴブタ
年 齢:3
種 族:鬼種・ダークゴブリン
身 分:従魔
性 別:男
属 性:火 無
レベル:1/30
筋 力:101
魔 力:87
敏 捷:94
運 :88
スキル:【棍術:2】 【短剣術:1】【気配察知:2】
【解体:3】 【調理:2】 【調合:2】
【忍び足:2】【闇魔法:1】【影移動:1】
【暗器術:1】
固 有:【鬼狂化】【影の世界】
能 力
称 号:従魔
加 護:
✤
「この間、進化した時ちゃんと見てなかったけど、新しい能力が4つ増えてるね。これってどんなスキルなの?」
「えっと、スキルの方の新しいスキルですけど、闇魔法はそのまま闇属性の魔法の事です。次に影移動ですけど、これは影の中を移動するスキルになります」
「えっ、影の中を移動できるの!?」
俺の説明に主は、驚いた声を出した。
そんな主に俺は、実際にこのスキルを使って見せる事にした。
丁度今居る場所に建物の影があるので、その影の中に入って見せた。
「わっ、ゴブタ君が地面の中に消えちゃった!?」
「そのスキルがあれば、森の中の移動は楽そうだな」
実際に見た主は驚き、ウィルはこのスキルを理解してそう言った。
「最後の暗器術ですが、これに関しては小さな武器の扱いが上手くなるみたいです。ただ俺の武器は、棍棒なので使わないスキルになりそうです」
「そうだよね。ゴブタ君って、棍棒で殴ったりする戦い方だもんね。あっ、それで最後の固有能力の新しいのは?」
「あ~これは、周囲を影の世界にするという能力みたいです。実際にここで使ったら、迷惑になると思いますのでまた後日見せてますね」
そう俺が言うと、主は「はーい、それじゃ次はウィル君だね」と言って、ウィルにステータスを表示するように言った。
✤
名 前:ウィル
年 齢:2
種 族:狼種・シルバーウルフ
身 分:従魔
性 別:男
属 性:風
レベル:15/30
筋 力:204
魔 力:158
敏 捷:134
運 :67
スキル:【爪:4】 【風魔法:2】【身体強化:2】
【忍び足:1】【咆哮:2】 【威圧:2】
固 有:【銀風】
能 力
称 号:従魔
加 護:ウェルフリアの加護
✤
「特に変わったスキルは無いみたいだな、固有能力も確かシルバーウルフが稀に持っている。風魔法に似たスキルのようだな」
「ああ、まあ、フェンリルになれば凄いスキルも覚えるだろうしな」
「確かに確認されているフェンリルの技はどれも強力だしな、ウィルがフェンリルになったら相当な戦力になるな」
そう言うと、ウィルは嬉しそうに尻尾を振っていた。
そして最後に主のを見たのだが、戦闘に参加してなかった主はレベルが上がっただけで、他は特に変わった様子は無かった。
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