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畑家愛子は、73歳のおばあちゃん
畑家愛子は、みどり市に住む73歳のおばあちゃんです。
毎朝、畑で野菜を育て、近所の子どもたちに笑顔でおすそ分けするのが日課です。
ある日、長年使っていた鍬が折れてしまい、畑仕事ができなくなってしまいました。
落ち込む愛子でしたが、町内の子どもたちが
「おばあちゃんの野菜が食べたい!」
と声をそろえて訪ねてきました。
子どもたちは、愛子のために手作りの鍬をプレゼントし、週末には一緒に畑を耕すようになりました。
愛子は
「年をとっても、誰かの役に立てるって嬉しいね」
と目を細めました。
やがて、畑は【愛子ファーム】と呼ばれ、地域の交流の場になりました。
愛子は気づきました。
畑は野菜だけでなく、人の心も育てる場所だったということに。
そして今日も、愛子おばあちゃんは笑顔で土を耕すのです。




