表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
一日一詩  作者:
47/367

僕の日常

けたたましく鳴く魔物に起こされ

朝が始まる

真っ先に窓へと向かい

清々しい空気を肺の深くまで送る


目を閉じ全身で味わう

鳥のさえずり

草木の擦れ合う音

囁くように耳を掠める風


自然達が無意識に奏でるものに

僕もまた自らの心音で拍子を刻む

瞬間

僕は自然と一体化する


魔物が次は吠え出した

その声は僕を棲み家から追いやり

未知の世界へと向かわせる


毎日繰り返される流れに

身を任せていれば辿り着くが

厄介者も現れるので

楽ではない


僕の中に土足で入ってきて

思考を乱し

目的地が近づくと去っていく


今日は凶悪なやつがいた

乱していくだけでなく

鉛を付けられたみたいに

身体が重かった


力を振り絞って

やっとの思いで到着すると

魔物はいつものように去った


今日も僕は

未知の世界へ旅立つ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ