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一日一詩  作者:
338/367

発散

カーテンを閉め

トイレも済ませ

もしもの時のために

ティッシュも用意した


喉を鳴らしてコーラを腹に溜め

ポップコーンを鷲掴んで口に運ぶ

テレビに映った

銃を乱射する筋肉隆々の主人公


今の僕のようだ

獣のように欲に忠実で

なんの(しがらみ)もない


僕が悪だったら

教えてくれよ

どこが悪なのかを


エンディングロールで

大きなげっぷをした


顔の弛緩は一瞬だけ

いつもの雁字搦(がんじがら)めの顔になる






























[字数稼ぎ]

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