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幸福
バッタは地面を強く蹴り
スタートラインを越えてから
変わりゆく景色を
ずっと見ている
そうしていれば
ゴールに着くのだからと
カマキリは鎌を持って
ゴールラインで待ち伏せた
辛抱強く待って
獲物だけを見ていた
バッタはゴールしたとき
喰われてしまったが
歩んできた道にこそ
価値があったのだと
後悔はなかった
カマキリは
バッタを喰ったとき
耐えた時間が無駄にならず
生きながらえたと喜んだ
[字数稼ぎ]
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バッタは地面を強く蹴り
スタートラインを越えてから
変わりゆく景色を
ずっと見ている
そうしていれば
ゴールに着くのだからと
カマキリは鎌を持って
ゴールラインで待ち伏せた
辛抱強く待って
獲物だけを見ていた
バッタはゴールしたとき
喰われてしまったが
歩んできた道にこそ
価値があったのだと
後悔はなかった
カマキリは
バッタを喰ったとき
耐えた時間が無駄にならず
生きながらえたと喜んだ
[字数稼ぎ]
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