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一日一詩  作者:
304/367

夜の住人

夕陽を見送ったら

町は色を失って

僕は鮮明になる


おはようとさようなら

同時に言うと複雑な気持ちになる


夜の町が好きだ

うるさい車も 人も

暑苦しい太陽もいない

一人で月を見上げると

静かな空間で

疲れないんだ


散歩しても鳥の歌は聞こえなくて

公園に寄っても子どもの声は響いてない

店のシャッターは全部閉まっていて

街灯だけが光ってる


夜の町が好きは 半分嘘

嫌いなところもある


朝の町も好きだし

恋しいんだ


僕は夜の住人

朝陽に会うと霞んでしまう


いつか朝の住人にもなって

鮮明になった世界を見たい

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