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一日一詩  作者:
2/367

林檎

『林檎』


ただ生きていただけなのに

木からもがれ

空気にさらされ続け

食べられもせず、結局最後には腐って捨てられた


あんなに綺麗だったのに

今では見る影もない

ただ腐っただけなのだろうか


変色してしまった不気味な塊が示すのは





[あとがき]

今回の詩は以前に、画家のマナブ間部さんの『夢見る』という作品を見て詩を書く機会がありました。その時に書いた詩を、アドバイスをもとに手直しをしたものです。

ちなみに事前に題名など何の情報も無く、絵を見て自由に書くという形式でした。

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