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一日一詩  作者:
118/367

山小屋

『山小屋』


吹雪く山をさまよっていた

魂を燃やして寒さを凌ぎ

明日があるのかも分からなかった


ある時遠くに小さな山小屋が見えた

真っ白な中に温かそうな光がぼんやりと

ケーキのロウソクのようで

凍りついた僕を溶かしてくれた


小屋には書き置きのメモだけがあった

辛かったでしょう どうぞ休んでいってください

僕が来るのを予知していたみたいな内容だった


どれだけ経っても誰も帰ってこない

もしかしたらここが旅の終着点なのかもしれない

身体は暖かいけど魂はもう燃え尽きた

さっきから目の前に降っている雪は幻覚だよね

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