Prologue

『ねえ？知ってる？』

『えー？何々？』

『あのね、春桜さんって××なんだってー！』

…やめろ、

『えー？嘘ー？？あまり春桜さんに近づかないほうがいいかもねー？』

…お願いだから、

『なんてったって春桜時雨は殺人者なんだから！』

『あははっ！ヤダー！』

…っ、

「いやあぁぁぁあっ！！…っ、はあ、はあ…なんだ…」

夢か…

久しぶりに見たな…

「…っ、」

ヤダ、どうしよう

震えが止まらない…

何で…、今更…

でもこの罪は消えない

だって俺は…

父親を殺したのだからー…