表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/369

case.3 【憤怒】の戦士サタール(2)

 ―――ここは?



 寒い……暗い……苦しい。



 ―――ここは何処だ?



 視界には何も映らない。


 無限の「闇」。



 ―――俺は何故……ここに居る?



 そうだ。何でこんなところに?



 ―――力だ。力を求めてここに来たんだ。



 そう……力だ。サタールに勝つ為の力。



 ―――誰か居ないか?



 俺に、力を与えてくれる何か。


 そんな何かが、俺には欲しい。




『おい……テメェ何処から来やがった』



―――……誰だ?



『テメェこそ……何モンだ』



―――俺は……ルミナス。魔王……だ。



『魔王だァ? ……チッ、そういう事かよ』



―――どういう事だ?お前は……?



『俺はサタン。一回くれぇ聞いたことあるだろ? 俺はそれだ』



―――サタン、だって? あの伝説の悪魔の?



『ああ。そいつぁ俺だ。にしてもまさかここまで辿り着く奴が居るなんてなァ……。俺に会ったのはテメェが初めてだ』



―――そうなのか?



『ああ。俺ら8人の大罪人に出会う奴は今まで誰一人として居なかったからなァ。ま、そういう訳だ。折角だしテメェには色々とサービスってヤツをしてやるよ』



―――サービス?



『本来ならちょっとスキルみてぇなのを使えるように弄るだけなんだけどよ。テメェ、面白えから俺から大サービスしてやらぁ』



―――何を……くれるんだ?



『俺の力だ。良い言い方をすりゃ、テメェにとって最強に近付けるピースを1つ手に入れられる。悪い言い方をすりゃ、俺の罪を全部背負って貰う。ヘッ、どうだい? 覚悟はあるかい?』



―――罪……【憤怒】を背負う……?



『ああ。俺が生前犯した罪だ』



―――そんなの。答えは1つだ。もちろん背負わせてもらう。力の為ならな。



『ヒャハハハ! 面白え! ならくれてやるよ!』



 そこで初めてサタンは姿を現した。


 今まで声だけだったが、実際現れたそれは鬼の姿をしていた。鬼人……だろうか?サタールと酷似している。


 そのサタンはこちらへ寄ってきて、そして手を俺の額へとかざす。



『そんじゃ、俺の……ほう? テメェ、“憤激焉怒エンドレイジ”を持ってンのかよォ? ってことたぁ、“憤怒レイジ”も持ってたってこたァなァ?』



―――あ、ああ。



『ますます面白え。そうさなぁ……俺もテメェの行き着く先が見たくなった。だから……』



―――だから……?



『俺もついてくぜ?』



―――ど、どうやって。



『まあ見てなって。そら……宿れ宿れ……!』



―――クッ……グッ……グァァァッ!



 身体に何かが宿る感覚。


 痛い……?寒い……?苦しい……?


 これは……声?



《私の娘を返せ!》《アンタなんかが居たせいで!》《近づかないで!》《何故お前が生きている!》(何で……俺ァ悪くねぇのに……!)



 ……サタン?



(何故……俺が疑われにゃならんのだ……。何もしてねぇってのに……!)



 ……ッ……。寒い……寒い寒い寒い寒い寒い。



 これは、サタンの怒り?


 罪を犯していないのか?


 本当に?



▶スキル『憤怒サタン』を手に入れました。

▶レベル上限が100から200に上がりました。

▶レベルが80に上がりました。

▶レベルアップと守護神の恩恵により全能力値の大幅な上昇がされました。

▶スキル『憤激焉怒エンドレイジ』は消去されました。




『ヘッ……終わりだ。さあ、行こうか? 勝ちてぇ相手が居るんだろう?』



―――ああ。行くか。……俺はもう。絶対に負けない。



 視界を埋め尽くしていた闇が晴れ、光が射し込む。


 眩しい……明るい、暖かな光が俺を迎え入れる。



 ―――さあ、転生の時だ。



 目を覚ませ……俺!



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「フッ……フハハ……! フハハハハ!」



 意識が戻った俺は、寝た体制のまま、高笑いをする。



「うあっ、っとと……びっくりしたぞ?」


「主様……? 主様!」



 サタールとルインの声がする。



「クッフッフッ……。サタール。居るんだろ、そこに」


「あ、ああ。居るが……なんでい?」


「再開しようか? 俺とお前の戦いを」


「ハァ? アンタそんな怪我で……怪我で……?」



 怪我、などとっくに回復していた。


 刺し傷も切り傷も擦り傷も、ありとあらゆる傷が回復している。



「怪我なんて無い。俺は、お前と再び戦う為に一度死んだんだぞ?」


「おいおいマジかよ……。はぁ……しゃあなしだわな。いいぜ、何度だって同じ結末を辿らせてやるよ」



 無駄だ。


 今の俺は、負ける気がしない。



「それじゃあ、第2ラウンドといこうか」


「ああ。開始だ―――」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


【ルミナス】


性別:男


種族:半神ミディム


職業ジョブ:魔王


レベル:80


スキル:『支配ルール

   :『転生リスタート

   :『剣技』

   :『魔道』

   :『死霊』

   :『弓術』

   :『吸収』

   :『液状化』

   :『憤怒サタン』←New!



所持品:支配の宝玉



支配……・ルイン : 夢婬魔サキュバス

  ……・ルシファルナ : 機械族マギアス

  ……・アスモフィ : 聖族ホーリー

  ……・マノン : 獣族ビースト


攻撃力:5000→50000

防御力:4500→45000

魔力:10000→100000


所持SP:5000→10000


感情の欠如 : 喜(?) 哀(?)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ