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case.D10 結託の美徳

遂に、揃います。

もう勢いで行きます。脳死です。何も気にせず読むのだ。





「それじゃあ、お前たちも一旦休憩に入ってくれ。ゆっくり休んだ方がいいかもだぞ」


「ありがと〜」

「そうさせてもらうわね」

「おう!」



 皆に殺してもらったお陰で《七つの大罪》メンバーは無事に集まった。

 それによってもう用が無くなったマノンたち《魔帝八皇》組を俺は解放したのだ。



「それと……お前らも―――」



 俺は言いながら、俺の中にいる“大罪”達を召喚する。



「んん……?」

「Zzz……」

「へぇ」



 全員、急に召喚されて状況が把握出来てないみたいだが問答無用だ。お前たちはもういらない。というかただ煩くなるだけだからコイツらも仲間たちと合流してバカ騒ぎしてくればいいのだ。



「じゃ、お前たちも問題を起こさない程度に騒いできていいぞ〜」



 という事で俺の中の枷も解放パージ


 何か言いたげな様子のレヴィアタンだったが、文句を受け付けるつもりはない。

 そんな意思表示をするように睨みつけると、諦めたのか溜め息をついてその場から離れていってくれた。



「よし。これで邪魔者は居なくなったな」


「邪魔者って、貴方……まあいいわ」



 この様子をずっと見ていた天使組の(恐らく今の)総括、ラグエルがそんな俺の行動に溜め息をついていた。



「? それよりも次はお前から話を聞きたいんだが」



 そう。

 次はこの作戦、最後の段階なのだ。


 《七つの大罪》に《魔帝八皇》、そして《天帝八聖》と来たらもう残るは、《七つの美徳》しか無いだろう。

 出来る事なら、いつ《十二神将》や“双神”に襲われてもおかしくないことから《七つの美徳》も今日中集めておきたい気はしている。


 ちなみに《十二神将》に関しては、恐らく“双神”の守護として残るだろうという予想だ。

 最後にそこで味方につけるしかない。最悪『支配』で無理矢理ってのも考えてはいる。



「話、ねぇ……。話は聞いてると思うけど、一応私は【節制】の美徳・天使ウリエルと現在も裏で繋がっているわ」


「ああ、それは会議の時に聞いたな」


「うん。で、さっき貴方が殺されている時に連絡だけはとってみたわ」


「おお、仕事が早いな。で……何て返事だったんだ?」


「いやー、それがまだ返ってきて無くてね?」



 どういう事だろうか。

 何か天界でやっていて返事をする余裕が無かった、とかか?


 

「って、そもそも何て送ったんだ?」


「え? 『魔王から話があるっぽいです』って送ったけど」


「……ふーん?」



 ちょっと待てよ?

 一見すると違和感は無いように見える。


 だが、その文面だけじゃどうも情報量が少なくないか?

 それだけだと、何か俺が果たし状を出したみたいな―――





『―――跪きなさい!』





 直後。俺の悪い予感はどうやら当たってしまったようで。


 空からそんな声が聞こえて、それと同時に光の柱が俺たちの目の前に現れた。



「まさか……な」


「この声……どうやらそのまさかみたいね」



 信じたくはないが、ラグエルがそう言うのだ。

 きっとそうなのだろう。


 だが、これは願ったり叶ったりじゃないか。

 さあ、おいでませ―――ッ!




『―――《七つの美徳》、今ここに参上したわ! 魔王は、どこに居るのかしら!』




 光の柱から現れたのは、6人の天使。

 当然、予想通りそいつらは《七つの美徳》だった。



「あー……俺が、その、魔王なんだが」


『貴方が……!? 随分と腑抜けた面を―――』



『もう、いいでしょうメタトロン。男嫌いも程々にしなさい』



『は、はい……』



 紫色の短髪の天使が俺を怒鳴りつけようとした時、後ろにいた金髪美人な天使がその人―――メタトロンと呼ばれた天使を静止した。



『お初にお目にかかります、魔王ルミナス』


「あ……どうも」


『私は《七つの美徳》兼“四大聖天使クアトロセイント”のリーダーで、【謙譲】の美徳を司っております、ミカエルと申します』



 この人が、リーダーのミカエル……か。

 見た目は神話とかと同じイメージだ。金髪で巨乳で、白い、あの神様が着るような服を着ていて。天使の輪っかもちゃんとあった。



『この人が噂の殿方ですのね?』


「あ、貴方は……?」


『うふふ、私はラファエル。“四大聖天使クアトロセイント”の副リーダーで、【慈悲】の美徳を司っている天使ですのよ』



 ラファエル……。

 水色の髪が美しい、何処か儚げな女性だ。人のいない図書館で一人寂しく本を読んでそうな……そんなイメージがある。



『私は……【純潔】の美徳を司る天使メタトロン。さっきミカエル様に言われた通り私は重度の男嫌いでな。戦いで戦果をあげぬ者には心を許すことはない。そこを理解しておいてくれ』



 そう言って名乗ったのは先程俺を怒鳴りつけようとした天使、メタトロン。

 だが今度はまともに名乗ってくれたな。割と短気な女性なのだろう。行動には重々気をつけないと。



『うい、ウチが【節制】の天使ウリエルです。連絡くれてありがとうな〜』



 そう関西風に名乗ってくれたのは件のウリエルだ。

 この人がラグエルと繋がっているのか。気前が随分と良さそうな女性だな。



『そんで私がガブリエルでーす。【救恤】っていう正直訳の分からない美徳司ってます、よろしくね』



 それで……?

 この緑色の髪をした、女性がガブリエルか。

 なんかウリエルと似た雰囲気があるが、結構適当そうだな。



『で、私が【勤勉】の美徳、ラジエルってわけ。ところで魔王さん、アンタ私の実験に付き合う気はない? 具体的に言うと人類を滅ぼす実験なんだけどさ〜』



 そして最後に名乗った天使。

 コイツはだいぶ危険そうな雰囲気をしているが、【勤勉】って事はこの中で一番位が低い訳か。


 てか、人類を滅ぼす研究って。

 ガチで危ないやつじゃんか。世界の危機では?



『さて。それではお話し合いをしましょうか?』


「ええ、そうですね」


『大方の事情は知っていますが、改めて貴方の口から聞かせてくださいね。それによっては―――協力するかどうかを決めさせていただきます』




 ごくり。

 俺のつばを飲み込む音が響く。


 それ程、その一言でこの場の空気は凍てついていたのだ。



(これが、天使のリーダーの威厳ってやつか……! こりゃ適当にやったら一発アウトかもな……)



 改めて覚悟を決めた俺は、ミカエル達《七つの美徳》にこれまでの話や今の状況を説明し始めたのだった。

次回Dパート最終回。

―――case.D11 終幕への架け橋

お楽しみに!


金曜日からは最終章突入です。

いよいよ双神との戦いの決着……そしてルミナス―――三雲翔一の運命の選択の時が訪れます。


さらに6/1の月曜日からは新作の投稿が開始されます。ヤンデレたくさんの主人公最弱系ハーレム作品ですのでお楽しみにしててくださいませ……!投稿時間はいつも通り16時を予定してます!


それでは!!!!!また明日に!!!

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