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case.C38 起動

6月中には無事完結できそうです!

最後まで駆け抜けます……!





「……その、力は―――」


「おいおいマジかよ……!?」



 スキル『冥神ハーデス』を使い、無限に分身した俺。

 とは言っても、サタールとマノンをぐるっと二周分取り囲むぐらいの分身しか出ていないが。


 そして、俺はその分身でサタール達を牽制している間に、隠れたであろうルインを探した。



「チッ、分身も全部本体と同じ扱いだったよなァ……?」


「まとめて爆破するか?」


「いや、無駄だろうよ……やるだけ無駄だ」


「まあ、この数はな……。だけどよ、やるだけやってみないか?」


「……それもそうだな。いいぜ、やってみようぜェッ!」



 すると、サタールとマノンの二人は俺の牽制も虚しく、再び戦闘態勢に入ってしまった。

 そっちにその気があるなら、こちらだってやるだけだ。


 50人近い俺が、二人に一斉に猛反撃してやるぞ。



「行くぜェ……ッ!」


「おうッ! ―――“高速詠唱アクセルマジック”、“二重詠唱デュアルマジック”……!」


(さあ、どう来る……!)


 二人の攻撃に備える俺。

 “神帝武流・シュ”の構えを取りつつ、二人の動きに注目していた。


 そして、ついにマノンが動き出した。



「まずはオレだッ! ―――“爆発炎魔エクスプロージョン獣神咆哮ビーストロアー”!!!」



 マノンのいる地点を中心に、周囲には巨大な魔法陣が高速で二つ形成される。

 そしてそれは、一気にいつもの爆発を巻き起こす。


 さらにその瞬間、爆発するタイミングに合わせるようにサタールも動き出した。



「進化した俺の奥義、どこまで通るか試させてもらうぜッ!

  ―――“鬼龍流奥義・改 百鬼狂乱夜行ひゃっききょうらんやこう”!!!」



 剣をぐるいと大回転させ、毎度おなじみの魔力の波動を撃ち放つサタール。

 二人の攻撃は同時に重なり、俺の分身全てを一気に襲った。


 だがこんなもの。



(対処出来るに決まっている……!)



「―――“神帝武流・シュ”」



 まずは防御の構えを一斉に取り、爆発に備える。

 さらに、サタールの攻撃は虚空に飛ばして―――



 そう思って俺が虚空を切り裂きかけたその瞬間。





「させません!!」





 刹那。どこからともなくルインが現れて、切り裂いた虚空をルインが閉じてしまった。

 それによって俺はサタールの攻撃を喰らってしまうが―――



(あ……れ、全然痛くも痒くもないぞ)



「は……? 効いてない……ってのかよ」



 サタールは俺の様子を見て驚いていた。

 いや、驚いているのはこっちもなんだが……


 まあいい。

 効かないのなら、あとは終わらせるのみだ。



「行くぞ……ッ!」



 魔法はこの二人には通用しないだろう。

 だから、やはりここも“神帝武流”で仕留めよう。



「―――“神帝武流・神速シンソク”ッ!!!」



 俺の分身も含め、一撃だけ。

 一撃だけマノンとサタールに与えていった。



 だが、それも瞬時に終わり……。



「ヘ……ッ、大将……今度はちゃんと―――」



 そこまで言って、サタールは倒れ込んで……マノンもほぼ同タイミングで気絶したようだった。


 それを確認した俺は、分身を三体だけ残して、ベルゼリオ・サタール・マノンの三人に回復魔法をかけながら同時に『支配』もかけなおしていった。



「さて、残るのはお前だけ―――」



 そう言いかけて、俺は振り返りルインの方を見ようとした時。






「もういい。あとは私が相手だ」





 ガシャン!ガシャン!という凄まじい音と共に、ついにヤツが動き出した。

 そう、エターナル・マザーと名乗った、試練を仕掛けてきた張本人だ。



「わ、私は何をしてれば……」



 すると、何やら戸惑っている様子のルインが。

 一体どうしたのだろうか。



「だからもういいって。あとは私が君の……いや、そうだね。君“たち”の相手をしてあげるよ。かかってきな」


「ということは……ッ! ―――主様!」



 エターナル・マザーから放たれたその言葉を聞いて、ルインの表情は一気にぱぁぁっと明るくなり、こちらへと駆けてくる。



「主様っ!!」 



 そのまま俺の隣に並び立ったルインは、こちらを見てニコリと微笑んだ。



「良かった……ルインを傷つけることにならなくて……本当に、良かった……」


「私もです……主様を傷つける事がなくて、ホッと一安心です!」



 俺たちは互いにホッと一息つくと、すぐにエターナル・マザーの方に向き直った。



「それじゃあ、アイツをブッ倒して……全員連れて俺たちの城に帰るぞ……!」


「はい! 全力でお供致しますね!!」



 さあ、残りの余力全部を振り絞って、フルスロットルで相手してやろうじゃないか。

 ルインが戻ってきた今、俺はもう無敵と言っても過言では無いぞ……!

 


「面白い。じゃあ、これが最終試練だね。私の攻撃を、どこまで耐えれるか―――」



 そう言いながら、腕周りをガシャン!と変形させていくエターナル・マザー。

 その形はまるで、そう……まるで―――



(大砲……いや、キャノン砲……か?)

 


「って……マズいッ!!」



「遅いよ!!!!」



 銃口に気づき、回避行動を取ろうとしたのだが。

 既にそこにはエネルギーがチャージされており、一気にそれが撃ち放たれた。



「“神帝武流―――”」



(ダメだ、間に合わない……ッ!)



 防御を取ろうとしても、もう間に合わないことを悟る。

 それでも手を動かそうとすると―――




「―――“虚空斬ヴォイドスラッシュ”ッ!!!!」




 一筋の斬撃が、俺の前を切り裂き。

 空間が歪み、その中へとレーザー砲が消えていったのだ。



「私が、主様を完璧にお守りしてみせます……っ!」


「ルイン……!」



 そう。

 ルインの技に助けられたのだ。



「ふーん……厄介なのは君もか。スピードだけじゃなくて能力まで厄介とはね……」



 どうやらエターナル・マザーにとっても“虚無”の力は厄介みたいだ。

 本当にベリアルの力は最強クラスだな。後で帰ったときにアイツには感謝しておかないと。




「さて……これで最後だ。エターナル・マザーとやら、俺は試練を乗り越えてさらなる高みへ行く……ッ! だからこそ……」




 エターナル・マザーの方に人差し指を向けて、俺はあの言葉を言い放った。



(さあ、久々に決めようか―――)





「―――エターナル・マザー。お前も、俺の傀儡となれッ!」

ガバガバな設定の物語をここまで読んでくれて本当に感謝です!

残り少しで完結ですのでもう少しお付き合いくださいませ!!


ブックマークや高評価も大歓迎なのです!

ぜひ新編集版等も合わせてよろしくお願い致します!!

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