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シンなる旅路【第一部、外伝】(カクヨムさんの方で修正版を投稿しています)  作者: 飯屋クウ
第六章 紡がれる世界〜復讐の芽〜

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地下施設

【主要登場人物】

リン・フォワード

(主人公、男、白髪、?歳)

フィロ・ネリウス

(猫獣人、女、褐色肌、黒髪、16歳)

ジェット・エーギル

(傭兵、酒と女好き、男、金髪、28歳)

オウル・P・マギー

(妖人と人間の混合種、ハッカー、男、青髪、17歳)

カレン・クジョウ

(元工作員、針使い、女、赤紫髪、23歳)

ロック・ロック

(元Riバース、元二重人格、改造、男、緑髪、21歳)

一夜明け、昨日と同じメンツでのグループ調査。

内容はRiバース関連と癒着に関する事項。

集合場所は宿屋ではなく車。

密会場所として適しているからだ。

誰が作ったかも分からない部屋より全然いい。


それと今日は全員に無線機をつけた。

陰都(The・コスピラ)でカレンが渡してきた物と同型だ。

この都市内でのみ使え、都市外だと使えない無線機。

問題がなかったとしても、指定の時間には報告をするよう伝えてある。


僕とロックは都市の奥の方、入口とは真逆の方向を調査。

今は使っていない施設があったりする地区で、隠れ家にはもってこいの場所と推測されたからだ。

距離があるので、近くまでは車で来ている。


「どう?」


ロックの加入については、まだあまり認められていない。

僕とフィロやジェットは大丈夫だが、オウルとカレンはまだ半信半疑。

特にカレンは工作員時代から『Riバース』のことを知っているため、受け入れに時間がかかっている様子。

グループ分けもそういう理由からによる。


「ここも空振りっすねぇ」


捕虜という扱いではなくなったが、彼が正式加入するにはもう少し時間が必要で、僕としては今回の件で何かしらの成果を出してほしいと思っているところだ。


「なんで使ってもない施設を残すかなぁ、ロックはどう思う?」

「オレっちもわかんねーす。わかんねーもんは強引にやりやしょ。この扉も粉砕破壊豪快突入しちゃいましょや」


了承も得ずに破壊していく。

技師の街(ジニール)特有の技術を使うとかではなく、力ずくで閉鎖していた扉を壊していた。

使っていないとはいえ、誰かしらが管理はしているはず。

バレた場合、ロックを切り捨てるしかない、と思ってしまったのは言うまでもない。


施設内は日も当たらないことから、ひんやりとしている。

薄暗いし、人の気配はない。


「おっとー?」

「何かあった?」


廊下を明かりで照らしていた。

何か見つけたようだった。


「砂…いや泥かもしれんすね」

「つまり?」

「最近、人が通った可能性がありやすね。どうします?」


普通に考えれば管理者が妥当だが、そうではない可能性は十分にある。


「奥に、すすもっとぉ?」


無線が入る。

カレン達からだ。

指定の時間ではない。

不安が募る。


「…い…る…つけ…さい…」

「聞こえにくい、カレン!何かあった!?」

「…Riバースの手の者は、いる…わよ」

「本当?何処に?」

「今、追ってるわ。たぶん気が付かれたと思うけど。陰都(The・コスピラ)にいた覆面女よ」


フィロと交戦中に、僕が背後から帯電鞭で気絶させた女性のことだ。

やはり間違いはない。

組織『Riバース』の一味は、この都市にも潜伏している。


「わかった!無理はしないで!それで今何処に?」

「……に…」


また聞こえづらくなった。

この施設の奥が地下に延びているというのも理由かもしれない。

こうなってはジェット達の動向も気になってくるところ。

だが同じように応答はない。


「どうしやす?進む戻る?進軍後退?」

「……進軍しよう。ジェットは強いし、カレンやオウルにフィロだって修羅場は乗り越えてきたんだ。皆を信じる。皆も僕達を信じてる。だから今は進もう」

「おっけーす!旦那!最後までこのロックロックがお供しやすでそうろう!」

「誰がいるか分からないから静かに頼むね」




僕達に今できることは、この施設で『Riバース』の情報を集めること。

カレン達の支援はいまはできない。


只々、前へと奥へと僕達は進んだ。


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