おとこの復活①
【主要登場人物】
リン・フォワード(主人公、男、白髪)
フィロ・ネリウス(獣人、女、黒髪、16歳)
ジェット・エーギル(傭兵、男、金髪、28歳)
オウル・P・マギー(ハッカー、男、青髪、17歳)
カレン・クジョウ(?、女、赤紫髪、23歳)
【サブ登場人物】
キャロル・グレンズビー(試練の街長)
ザック(仙都、ギリコのボディガード)
3人組
コザ(元Riバース、97位)
シシオウ(獣人チーム)
ロック・ロック(Riバース、15位)
クロック・ロック(Riバース、15位)
ナツメ(Riバース、44位)
クレイ(Riバース、9位)
「マジでもったいないんだがなぁ」
「まだ不貞腐れてるの?」
「あんな大金、僕達には似合わないですよ」
「まちの人たち、えがおだし、いーじゃんね」
「そうだね」
話題を切り出さないといけない。
「あ、のさ…」
「漢!ザックふっかーつ!そう、不屈の漢とはこの俺のことよ!」
痣だらけの顔の男は雄叫びを上げた。
そのせいで話さそうとしていた事を切り出せない。
「だいじょうぶ?」
「ぶわっはっはっはっ!もう大丈夫でい!」
「というか、なんでザックがあの街に?仙都でギー兄のボディガードやってたんじゃないの?」
「あーそれが、ギリコの親分がお前達を探せっていうんだ」
「よくここにいると分かりましたね」
「火のないところに煙は立たないっていうだろ?それだよ」
「…………………?何いってんだお前バカなのか?」
「ああん!?喧嘩売ってんのかてめぇ!」
「んなわけあるかよボケが!てめぇの頭が悪いだけだろうが!」
「まぁまぁまぁ2人とも落ち着いて」
「要するに当てずっぽう…人の多い所なら可能性があると考えたわけね」
「さすがはカレンの姉御は分かっていらっしゃる」
いつからザックはカレンの舎弟になったのだろうか。
「んで、結局何があったんだ?」
「あんた達も知ってるだろ、ドムの兄貴。あの人と連絡が取れなくなってしまったんだ、音信不通てことだな」
「はぁ?俺達は3ヶ月前に会ったばかりだぞ」
「そうそう、その3ヶ月前から連絡がとれないみたいだぞ。ギリコの親分とドムの兄貴は仲良くてな、毎月1回は決まった日に連絡をとっていたんだ。それがとれなくなった」
「原因は?」
「分からねぇ。だからお前達に頼みにきた」
「なんで私たちなの?」
「俺は専属ボディガードだ。親分も都市長だ、離れるわけにはいかねぇ。それにひきかえ、あんた達は旅人だ。問題はない、だろ?」
確かに、彼らの仙都からこの試練の街までは、かなりの距離がある。
彼らの手の者を陰都近くまで、探りを入れるのは無茶な話だ。
それに僕達は、ドムさんのことをよく知っている。
依頼する相手は間違えていない。
「にしたって、急いでも1ヶ月近くはかかるぞ」
「旅に問題はつきもの。もしかしたら1ヶ月以上かかるかもしれません」
「レイス都市長に失踪関係の情報がないか聞いてみるわ」
「わりぃな、恩に着る。んじゃ俺はこれで失礼するわ。依頼できたことを伝えないといけないからな!別れは寂しいが泣きはしない!漢として!」
普通に泣いていたザックは荒野を駆ける。
本当にその道で合っているのか不安ではある。
ザックが抜けたことで、やっと本題に入れそうになった僕は深呼吸する。
だがしかし、またもや『おとこ』はやってきた。
「その話、オレっちも混ぜてくんねーすか?」




