ジェット&オウル VS 15位ロック ②
【主要登場人物】
リン・フォワード(主人公、男、白髪)
フィロ・ネリウス(獣人、女、黒髪、16歳)
ジェット・エーギル(傭兵、男、金髪、28歳)
オウル・P・マギー(ハッカー、男、青髪、17歳)
カレン・クジョウ(?、女、赤紫髪、23歳)
【サブ登場人物】
キャロル・グレンズビー(試練の街長)
ザック(仙都、ギリコのボディガード)
3人組
コザ(元Riバース、97位)
シシオウ(獣人チーム)
ロック・ロック(Riバース、15位)
ナツメ(Riバース、44位)
クレイ(Riバース、9位)
前衛はジェット、後衛はオウル。
2人とも無駄の無い動きだが、牙城は中々崩れない。
それもそのはず、ジェットはナイフと銃で応戦するが2体の鳥が邪魔をして本人に当てれない。
また左腕と右足でも防がれるため、本当の手足ではないとジェットは推測していた。
オウルは虫型の自動駆動を駆使しながら、もらったナイフで応戦。
こちらにも2体の鳥が邪魔をしにくるため、身を守ることで手一杯となり、連携には至らない。
「オラホラコラァ、どうしたんですかぁ?弱々ですやん」
「ちっ、重い」
腕にナイフは刺さらない。
右足の蹴りは大男に蹴られたかのような重量感。
足場の悪い屋根上での攻防は、ジェット達に不利に働いていた。
「一旦、引きますか?」
「いや、いい。屋根を降りたら、糞鳥共が死角から迫ってくる。そうなると今より面倒だ。足場の悪さはあっちも一緒、このまま応戦しながら糸口を見つける。その役はお前に任せる。いいか、オウル?」
「ええ、それくらいしか役に立てませんからね」
「ゴミザコクズ(俺達には敵わない)、塵雑魚屑(37位程度に勝算があるはずがない)、勝つ勝つ勝つ!(死ね死ね死ね!)」
ロックの攻撃練度は更に上がり、2人へのダメージも蓄積されていく。
オウルは頬から、ジェットは腕から血を流していた。
「ちっ、大丈夫か?」
「このくらい問題ありませんよ」
「痕が残るかもな、まぁ男っぽさは上がるだろうよ」
「そっちもいいんですか?経歴に傷がつくのでは?」
「はっ!おもれーこと言うじゃねーか。んで糸口は見つけたのかよ」
「解決策かは分かりませんが試してみる価値はあります。乗りますか?」
「ジリ貧だから仕方なくお前の策に乗ってやるよ」
「では時間とチャンスをください。できれば僕の鳥も相手してください」
「はぁぁ?おま、まじでいってんのかそれ!」
言うは易し。
ジェットでも至難の業である。
「わーたよ。ったく、これだからガキは嫌いなんだ」
1人でロックの傍まで接近する。
どうするべきか。
単純な煽りで誘いに乗ってくれるか否か。
「あれあれあれ?お仲間には見捨てられんすか旦那ぁ、不憫すねぇ。不憫不便不幸!でっすねぇ!」
「問題ないさ。俺1人で十分だ。てめぇのその機械に頼らなければ生きていけないことこそ不憫だと思うぞ、違うか?」
「………はぁぁぁぁ!!!???兄ちゃんを愚弄するなよ!このボケ!カス!!ドアホ!!!」
「なんだ兄貴のかよ」
「そうそうそう!オレっちはロック兄弟!2人で1人!最強コンビ!」
「はっ!自立できていねぇボンクラがよお、うちのオウルを甘く見ると痛いぞ」
「はぁ!?何言って…っつ…あれ…え!?」
突如、ロックは頭を抱えて膝をつく。
苦しそうに喚きながら。
そのままゴロゴロと転がり、屋根から落ちた。
「成功、したのか?」
ジェットの呟く先に、オウルはいる。
「解析率25%…」
オウルの策とは、ロック本人へのハッキング。




