第二の試練 〈波〉
【主要登場人物】
リン・フォワード(主人公、男、白髪)
フィロ・ネリウス(獣人、女、黒髪、16歳)
ジェット・エーギル(傭兵、男、金髪、28歳)
オウル・P・マギー(ハッカー、男、青髪、17歳)
カレン・クジョウ(?、女、赤紫髪、23歳)
【サブ登場人物】
キャロル・グレンズビー(試練の街長)
ザック(仙都、ギリコのボディガード)
3人組
コザ(元Riバース、97位)
「さぁ第二の試練は波です。こちらは振動都市に製作を依頼しました。ご覧ください。普通の道が波打っています。山あり谷ありの道を進んでゴールを目指し順位ポイントをつけていきます。チームから何名参加しても問題ありませんが、重複ポイントはもらえません。1人のゴールが確認できた場合は、残りのチームメンバーは道の外に出てください。キャロル様も、ご観覧いただいております。皆様方には、第一の試練同様、白熱した試合を期待しております」
「地獄じゃねーか」
「そうだね〜こればっかりは死ぬかもね」
大食い大会のあとに、波乗り。
気分悪くする人は続出するだろう。
「悪いが俺はパスだ、休ませてくれ」
「じゃあ僕も…」
「リンは出なさいな。うちのチームで運動能力に定評のあるのはリンとフィーでしょ」
「俺がNo.1だぞ」
「ザックはお腹大丈夫そ?」
「問題なし、この程度でくたばる俺ではない」
「じゃあ参加はフィロとザック、オウルとカレンでいいかな?僕とジェットは脇道から応援とか状況伝達をするよ」
「なぜ私が参加する必要があるのよ」
「健康体でしょ!」
第一の試練に参加していないのだから、これには参加してほしい。
途中でダウンする可能性のある2人だけには任せられない。
「ふぅ、わかったわ。オウル君は問題ないかしら?」
「僕も大丈夫です。力になれるか分かりませんけどね」
こうして、試練は開始される。
メンバーの調子は順調。
胃もたれは、今のところは問題なさそう。
「おぉーとぉ!フィロ選出!早い早い独走状態だ!
……いや、獣人チームのリーダー、シシオウ選手も横に並ぶ!これはどちらが最初にゴールするか分からない!キャロル様の予想はどちらでしょうか?」
「余も同じ獣人じゃからの、予想はつく。これはシシオウの勝利じゃ!なによりタイプじゃ!」
「おぉーとぉ!キャロル様まさかの個人的主観!ですが、公的な勝負でございますので客観的判断でお願いしますー!」
両者譲らず。
激しい運動量で、フィロも元の体型に戻っていた。
「さぁ!ゴールは目の前!おぉーとぉ!両者、四足歩行に切り替えたぁ!先にゴールテープに触れたのは…………シシオウ選手だぁ!!」
獣人チームはシシオウ選手を胴上げしている。
僕達もフィロのもとに駆け寄り、ハイタッチ。
途中棄権したカレンとオウルも合流した。
そして1人居ないことに気づく。
「ザックゥーー!!」
当初から男節を掲げていた勇ましい漢は、脇道で吐いていた。




