大会開催②
【主要登場人物】
リン・フォワード(主人公、男、白髪)
フィロ・ネリウス(獣人、女、黒髪)
ジェット・エーギル(傭兵、男、金髪)
オウル・P・マギー(ハッカー、男、青髪)
カレン・クジョウ(?、女、赤紫髪)
【サブ登場人物】
キャロル・グレンズビー(試練街長)
【大会要項】
◯日程
⇒数日かかる場合がございます。
◯人数
⇒合計人数は把握しておりません。
この大会はチーム戦です。
5人〜10人でチームを作ってください。
途中棄権、参加は認めます。
◯試練
⇒今回は5つご用意しています。
チームの最大参加人数はありません。
1つでも参加しない場合は棄権とみなします。
棄権したチームは退場願います。
毎回の試練事に順位ポイントを付与します。
最終順位1位のチームに優勝金があります。
◯優勝金
⇒今回の優勝金は10億PKです(1チーム)。
キャロル・グレンズビー様からの贈呈品もありますので、ご期待ください。
【以上】
司会者が発表していたのと同じ内容のチラシが僕達の手元にはある。
当初想像していた規模よりも大きい大会。
優勝すれば、10億PK。
チームで分けたとしても最低1億PK。
一生とは言わないが、遊んで暮らす大金を手に入れるチャンスだ。
挑戦するチームは多いはず。
「人数は多い方が有利だけど、分配金が減るわね」
「僕達は最低人数の5人から増えることはないから1人2億PKか」
「おいおいリン、もう勝った気でいるのか。周りを見ろよ、俺でも知ってる有名人はちらほらいるぞ」
「獣人だけのチームもいますね」
「私たちがいちばん!」
受付会場の周りには大勢の人がいる。
ジェットやカリン、オウルは有名人をある程度認知しているみたいだが、残念ながら僕にはそういう知識はない。
疎い、というべきか。
もちろん、フィロもである。
聞き耳は立てるが、顔を見ても全く分からない。
知人はいない。
そう思っていたのだが、知人はいた。
名前は知らないが、会ったことはあるというだけの人達がそこにはいた。
「な!お前はジェット!」
「ぎゃあ!あの時の猫女じゃねーか」
「ぬー!!」
3人組。
廃街でジェットと交戦していた時に乱入してきて、返り討ちにあった人達だ。
一度は命を狙われた相手に言う言葉ではないが、生きていて何よりだと思う。
「お前ら3人じゃあ参加できねぇだろ」
「旅は道連れという言葉があるだろう?ちゃんと揃えているさ」
「ふっ、浅はかなりジェット」
「ししし」
「どこにいるんだよ」
「大会が始まったら披露するさ」
「否が応でも知ることになる」
「死死死」
「へぇ、楽しみにしとくぜ」
そんなこんなもあって、僕達は受付用紙に記入をしていく。
係員に提出しようとしたが、背後から『待った!』の声がかかった。
振り向いた先にいたのは、太陽の暑さよりも暑苦しい男だった。
「遥かなる大地より舞い降りた熱い漢とは、そうこの俺のことよ!」
「ザック!?」
彼は、以前と同じように漢旗を掲げていた。




