表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
シンなる旅路【第一部、外伝】(カクヨムさんの方で修正版を投稿しています)  作者: 飯屋クウ
第四章 棘あり注意

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

58/147

3.5勢力の戦い②

【主要登場人物】

リン・フォワード(主人公、男、白髪)

フィロ・ネリウス(獣人、女、黒髪)

ジェット・エーギル(傭兵、男、金髪)

オウル・P・マギー(ハッカー、男、青髪)




【サブ登場人物】

レイス・ピコ(陰都市長)

カレン・クジョウ(?)

ビーブ(商人)

シュリ(糸目男)

ロックロッククロックロック(?)

覆面女(?)



僕とフィロは、紅い指輪の捜索。

カレンは別行動。

オウルとジェットは店番と言うなの大勝負。

それぞれが奮闘?している。


「ザイホーザックザク」

「報奨金はあっても、財宝は貰えないよ」


フィロのことだ、理解はしていないだろう。


指輪については、物自体を探すのではない。

探すのは人。

覆面フード姿の女諜報員だ。

シュリから盗人の情報を聞いていたが、カレンからも同じ話が出たのは吃驚。

実は、ビーブの側近がカレンと同じく都市長に仕える者、つまりはスパイなわけで、情報が筒抜けということらしい。

シュリの依頼は継続中ではあるが、優先する気はない。

覆面女を見つけてもシュリには報告はせず、カレンに伝える。

加勢するのは都市側ということだ。



財宝が貰えない理由は、都市長が管理しているからだ。

キーとなる指輪は行方不明だが、どちらにしろ財宝を開封するには、それとは別に3つの暗号がいるらしい。

その在処は都市長以外知らないし、どんな暗号なのかは()()()しか、知らないということだ。


PKこと、富豪ピコも、とんだ財を遺したものだ。



「くんくん、においがするよリン」


少し焦げた匂いだ。


「あっち!」


これは良くない、非常に危険。


「いってくる!」


フィロは塀を蔦って、猫のように四足歩行となりダッシュ。


静止する間もなく、彼女は行ってしまった。


「単独行動するときは無線で伝えないといけないのに、はぁ……まぁいいか」


フィロが駆けていったのは、塀の向こう。

闇取引が盛んに行われている方向。

今は昼だから、商人も客も居ない。

そして、ここ、僕の今いる場所も境界線のためか、人通りは少ない。

仕留めるには丁度よい。



「出てきなよ、居るのは分かってるんだよ」



ビュンビュンと、空を切る音がする。

鞭のような武器を持ち、顔の鼻から下を白地で隠している男がそこにいた。


「よくわかったな」

「まぁね、変な殺気を感じたからね」

「ふむいいだろう。だが相手が悪かったな!!世界の暗殺者・傭兵ベスト100にランクインしている、コザ様とはこの俺様のことよ!!」



変な奴が来た、と思ったのは言うまでもない。




「ベスト100って何位なのさ?」

「聞いて驚くなよ、なんと97位だ!」


下から数えた方が早いランクで威張れるとは、なんて男だ。


「ちなみに、そのランクにジェットは載ってる?」

「ジェット…?ああ!ジェット・エーギルか!あの、簡単な依頼しか受けないクソ野郎か。あいつは、36位だ。全く基準がおかしいだろうがよ」


経験、強度、達成率、賢さなど、あらゆる観点から出された数値でランク付けされていると、コザは言う。


「格好良さと潜在能力で測れば、俺が一番だ、間違いない」


賢さで判断すれば、逆張り1位は狙えただろうな。


「まずはここで、お前を仕留めて、評価を上げさせてもらう」


鞭が伸縮し、ビリビリと音をたてる。

帯電鞭。

当たれば間違いなく痛いだろう。

皮膚は焼け焦げ、傷跡が残るかもしれない。

痺れ、動けなくなれば容易に追撃可能。

一度術中に嵌まれば抜け出すことは難しそうだ。


ただし、それは、攻撃が当たればの話。


「くっ、なんだと!?」


他の武器を携帯している様子もない。

攻略は簡単。


「なぜだ!避けるなよ!」


相手の息が切れかけてきた所で、カウンター。

力を込め過ぎないよう注意して、顎下を狙う。


何が起きたか理解出来ずにコザは倒れた。



「36位と引き分けに持ち込めるんだから負けるはずないでしょ」


ランクは正しいのか、疑い所だ。


「くっ、俺を倒したところで、いい気になるなよ。俺なんて、所詮下っ端だ。他にも強い奴はいる」


「へぇ」


「おい、俺の話、ちゃんと聞いてるのか馬鹿たれ。ここにはなぁ、29位がいるんだ。糸使いの女だぞ!」


「へえ!ほうほうなるほど」


「怖いだろ?」


「その話、もう少し詳しく教えてくれる?」


「え?」




静かな路地に、断末魔が響き渡った。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ