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シンなる旅路【第一部、外伝】(カクヨムさんの方で修正版を投稿しています)  作者: 飯屋クウ
第三章 受け継がれる意志

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捜索②

【主要登場人物】

リン(主人公、男)

フィロ(獣人、女)

ジェット(傭兵、男)





【サブ登場人物】

ドム(赤牛亭の店主)

ヨルム・マギー(服屋兼仕立屋の店主)

オウル・P・マギー(ヨルムの孫?)

料理にお酒、僕の水を両手に持つ様はさすがはプロといったところか。

ブレがない。


「辛気臭えなぁ。ほらこれサービスだ」


相変わらず量が多い。


「嬢ちゃんはどうしたんだ?」

「まだ仕事です。今日は確か、子供のお世話ですね」

「頑張ってるじゃねぇか」

「ガッツリと稼げる依頼が少ないので、貯金は少ないままですけどね」

「ふぅん、ガッツリ…ねぇ」


暴飲暴食をしているジェットを横目に話していると、店の電話が鳴り、ドムさんが対応していた。


「…いや、俺の所には来てねぇ」


僕らの方をチラッと見る。


「金に困っている奴等なら知っている、そいつらを向かわせてやるよ」


ガチャンと電話を切った。


「お前達に仕事の依頼だ。とある人物を捕まえてくれ。金払いの良い主からの依頼だ。受けるだろう?」


急な話に料理を喉に詰まらせたジェットは、酒をがぶ飲みしていた。





赤牛亭を出た僕らは、その人物がいるであろう場所をしらみ潰しに探す。

途中何度かゲロリそうになっていたジェットの背中を擦っては、街行く人に聞き込みをした。


「大丈夫、ジェット?人探しだけなら僕だけでもいいけど…」

「何言ってやがる、うぷっ……。俺が足手まといだって?」

「そこまでは言っていないけど…」

「オエッ…。問題ない。プロはどんな時もプロだ。安心しろ。絶対に捕まえてやる。これは湖の街(ラケ)のリベンジだ」


(ラケ)では人を捕まえているからリベンジではないような気がするけど、敢えて言わないでおく。


ある人物とは賭事に失敗して逃げている男らしい。

そういう店はいくつかある。

昼頃にジェットが入店した際にも、この男は居たらしい。


見覚えがあるから任しとけと言われたが、全くもって安心はできない。

かなりフラフラで、千鳥足だ。


「くぅ、大地が、俺を阻む、無念」


そう言って、ジェットは地面に伏した。



幸いにも、近くに小児科があった。

専門は違うだろうが、その道のプロに任せることにして、1人で捜索を再開することにした。




感想、評価、レビューお待ちしています。辛口でも構いません。

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