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シンなる旅路【第一部、外伝】(カクヨムさんの方で修正版を投稿しています)  作者: 飯屋クウ
第八章 紡がれる世界〜決別の途〜

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男と女

【主要登場人物】

リン・フォワード

(主人公、男、白髪、825歳)

フィロ・ネリウス

(猫獣人、女、褐色肌、黒髪、16歳)

ジェット・エーギル

(傭兵、酒と女好き、男、金髪、28歳)

オウル・P・マギー

(妖人と人間の混合種、ハッカー、男、青髪、17歳)

カレン・クジョウ

(元工作員、針使い、女、赤紫髪、23歳)

ロック・ロック

(元Riバース、元二重人格、改造、男、緑髪、21歳)

ドム・カーティ

(元Riバース、赤牛亭の店主、合成獣、男、銀髪、32歳)



【サブ登場人物】

ボイル(Riバース、1位)

イズミ(Riバース、3位)

ユキ(Riバース、研究員)

レイブン(Riバース、8位)

マーク(Riバース、20位)

────地上、A区画


A区画は、所々が氷に覆われていた。

イズミが暴れ回っている証拠である。

しかし、ジェットとの戦いはいまだ継続中。

ジェットが継戦できているのは、彼の戦闘センスや固有強化武器のおかげだけではない。

イズミに対する誘い文句がプロだからだ。


「なぁ、これが終わったらデートしないか?」


「はぁ!?キモいぞ貴様!何度言えばわかるんだ!貴様なぞタイプではないと言っているだろうが!」


戦いが始まってから、ずっとこの調子で、イズミはなぜか本気が出せないでいた。

今回、力の制限はされていない。

全力で戦って問題ない。

主であるボイルの所に早く戻りたい。

気持ち悪い男の相手は早急に済ませるべきなのだが、生まれてからこのかた異性にアプローチされることはない人生を送っていたがために、対処に時間がかかっていた。


「美味い店連れてってやるよ、そうだ俺のバイクの後ろに乗ればいい、どうだイズミ?」


「やめろぉ!名前を呼ぶなぁ!虫酸が走るわぁ!この名前を呼んでいいのはボイル様だけだぞ!」


「あいつとは所詮主従の関係だろ。ボイルには女がいるんだろ?お前を幸せにできるのは俺のはずだ」


「くっそが、どうしたら、どうしたら分かってくれるのだ貴様わぁ…」



氷の斬撃はいつものように真っ直ぐに進まない。

怪我をしてないのに、ダメージは蓄積されていく。

イズミは少しずつ、疲弊していた。









────地上、C区画



ドムとレイブンの戦闘もまだ続いている。

騒がしい2人はおらず、フィロがまたマークを追いかけているのを聴覚で把握していたドムは、心配することなく自分の敵に集中している。


「難攻不落ね」


「お前もな。空を飛ぶのはズルくないか?」


「貴方はそれを補うだけの跳躍力があるからイーブンでしょ」


とはいっても制空権はレイブンの方が勝っている。

ただのジャンプでは、方向転換はできない。


「貴方がもし、もし戻って来るのなら本気は出さないであげます。私のパートナーとしてというのもありなんですよ」


「………いや、遠慮しておく」


「な!?お、乙女に恥をかかせるなんて、絶対殺す」


言葉を間違えたかもしれないと、ドムは思った。









─────地上、F区画



マークはずっと追いかけられていた。

ひたすら逃げていた。

本能で逃げていた。

戦闘力的には五分ではあるのだが、身体がいうことをきかないでいた。

眼と眼があった瞬間、硬直が起こり、次にはその場から退避するという始末。


マークは思い出していた。


追いかけるよりも、追いかけられた方が良いと、どこかで聞いた文句。


それは偽りであることを知ったのは今日。



「ギャァァァァ!!!」



いつかは追いかける側になりたいと、マークは思ったのだった。








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