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シンなる旅路【第一部、外伝】(カクヨムさんの方で修正版を投稿しています)  作者: 飯屋クウ
第七章 紡がれる世界〜再誕の因〜

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再戦

【主要登場人物】

リン・フォワード

(主人公、男、白髪、825歳)

フィロ・ネリウス

(猫獣人、女、褐色肌、黒髪、16歳)

ジェット・エーギル

(傭兵、酒と女好き、男、金髪、28歳)

オウル・P・マギー

(妖人と人間の混合種、ハッカー、男、青髪、17歳)

カレン・クジョウ

(元工作員、針使い、女、赤紫髪、23歳)

ロック・ロック

(元Riバース、元二重人格、改造、男、緑髪、21歳



【サブ登場人物】

ローグ・シルバ(技師の街職人、ロックの里親)

ボイル・マクレーン(Riバース、1位)

ユキ・アマミヤ(Riバース、研究員、個体名はエル)

進化都市(The・ボルト)を出発した高速列車(リニア)改造の街(レモード)へと到着した。

クレイを先頭にドム、そして63位と64位の獣人姉妹が降りる。


「こうも早いとはな」


到着時間のことではない。

リン達との再戦。

9位クレイは、2ヶ月ほど前のことを思い出していた。

あの時は腕試しという任務ではあったが、最終的にコテンパンにやられた。

試練の街(ディアル)で気絶した彼は44位のナツメ同様、後続の部隊に救出された為、捕まるようなことはなかった。

リンに壊された両腕も復活している。


「根源はお前が相手しろ、ドム」


これは上からの命令。

元知り合いに、リンが本気を出せるはずがない。

5位ドムは()()()()()もある。

十分な時間稼ぎもできるし、勝つ必要もない。

仲間を気絶させ、高速列車(リニア)に乗せて拉致する。

これだけでよい。

リンは自らすすんで進化都市(The・ボルト)に来るだろう。

誘いに乗ってくるのは明白。

リン本人を気絶させて連れて来るなんてことは、そうそうできないのだ。

これは弱い仲間を連れている根源の誤算ということ。

クレイ達の任務はそう難しいものではない。


「わかっている」


下位が上位に指示するという構図も、ドムがまだまだ新参者という証。

強さはあっても、まだ認められていない。


「マイとメイは適当に各個撃破しろ。根源の次に強いといえば、まぁロックになるわけだが、その相手は俺がしておこう」


元15位に負けるはずはない。

何度か模擬戦をしたことはあるが、その全てはクレイが勝利している。

つまり、人数差はあったとしても負ける理由がないのだ。

ボイルもそれを分かっていて、このメンバーで送り出している。

倒さずに気絶させればいいだけのこと。

その道具の準備もできている。

万が一ということもあるので、後続には5名ほど追加のメンバーが乗ってくるわけだが、彼らの出る幕はない。

任務達成は揺るぎないのだ。


「了解!/了解!」


「さて、では行くとしよう。俺達の動きは、連中にはバレてはいない。このまま奇襲をかける」



地下の停車駅から改造の街(レモード)へと抜けたクレイ達は、リン達のいる技師の街(ジニール)へと行動を開始した。

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