96話
時間が足りないです。
でも、眠いです
夢現の動きは、これまで戦ってきたどの相手よりも速いが、ルートの力で動きを良くしている俺よりは遅い。
とりあえず様子を見るために、夢現の拳を横に跳ぶように回避し、移動する。俺が回避したあと、夢現の方から大きな音が聞こえ、その後すぐに2発目の攻撃が来た。
恐らく、地面を蹴ることで、移動を強制的に止めて、その反動を利用して飛んできたのだろう。
どんだけSTRが高ければそんなことが出来るのだろうか?
ただ、俺の方が速いので油断さえしなければ被弾はしないだろう。
いくらHPは減らないと言っても、あいつの攻撃は正直受けたくない。きっと俺の体が悲惨な姿になるだろう。
しばらくそれを繰り返して、何となくだが、相手の能力が分かった。流石に第2形態とかがあったらお手上げなのだが。
能力は完全に俺がこれまで戦ってきた夢現の上位互換だろう。それに、動きが鋭く、技術で動きを最適化?して俺のスピードにギリギリ追いついてきている。
と、ある程度の動きは見れたし、夢現の攻撃に目も慣れてきたので少し攻撃してみる。
走りながらレイピアを構え、夢現の攻撃を交わした瞬間に夢現のように急ターンをし、突きを入れる。
俺が突きを入れたのは、夢現が地面をけろうとしていたのと同時だったので、少しだけ攻撃しやすかった。
レイピアは目算で5cm刺さったように見えたが、直ぐに抜けてしまった。
これはまさかだが、筋肉で押し返されたとかではないよね?
とりあえず、レイピアを魔法剣に変えて試してみよう。
普通の状態だとダメっぽいし。
もし良かったら『異世界で得られた幸せ』も読んでみてください
https://book1.adouzi.eu.org/n6079gs/
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これで行けるはず




