表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Get rid of nightmares online  作者: 來夢 フラン
第1節 夢の使者編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

76/252

75話

グロ表現と思われる描写ありです。苦手な方は次話から呼んでください。と言っても次話はこの回のちょっとした後日談?的なのになると思われるので中途半端になるかもしれませんが。




というわけで早速仕掛けるとする。


それと、片手剣の練習をするとはいえ別にこれ以上生かしておかなくてもいいと思うので、俺が使える魔法剣の中で1番火力の高いと思われる空間魔法(仮)の魔力を流し空間属性(仮)魔法剣にする。


それと、鈍ってきてもうほとんど必要ないとはいえ、何かあった時、不足の事態に陥った時のための保険としてさっきまでと同じように風の魔法をいつでも発動し緊急離脱等ができるようにする。



魔法を発動するための準備が出来たので攻める。


片手剣を後ろ側に向け振り下ろしができる体制にして夢現に向かって走っていく。



例のごとく夢現は俺に対抗すべく殴りかかってくる。が、正直戦い始めた時ならともかく視界が負傷し、麻痺によって鈍っている夢現の攻撃なら普通にかわせる。


殴りかかっていない腕の反対側―――夢現は右腕で殴りかかって来ているので左腕の無い方―――の俺から見て左側に飛ぶようにして避ける。


そのあとすぐにくるっと回り方向転換をして殴るために伸ばしていた腕にむかって振り下ろす。すると例のごとく腕を切断することに成功する。なのだが、これまで1度も切った手応えというか抵抗?というのを感じさせなかった空間属性(仮)の魔法剣でまぁまぁな手応えを感じた。例えるなら切れ味が普通な包丁で鶏肉を切ったような感じだ。


ちなみに筋肉で弾き返すといったファンタジーのよりのギャグが起こらなくて良かったと安心したのはここだけの話だ。



流石に腕が切られたことに対して焦ったのかは不明だが、さっきまで自分から近づかないよう様子見も兼ねてカウンターに徹していた夢現がこちらに攻撃するため近づいてきた。麻痺しているから持つこちらに自ら来ることはないと思っていたがその予想を裏切られ少し動揺してしまう。またその移動方法を見て驚愕に染まる。なんとジャンプ1跳びで俺のところまで移動してきたのだ。

まぁ、兎だからおかしくないのか?夢現のSTRによる力技な気がしない訳でもないが。


動揺してしまったが、ほとんど脊椎反射と言っていいレベルで魔法を発動したためスピードも乗ったパンチを喰らわずにすんだ。



なんか急に倒しづらくなったがよくよく考えたらこれ以上攻撃しないといけない訳では無いのでは?と思う。理由はまず顔。火のレイピアによる火傷で結構酷い状態になっている。そして次の理由は腕だ。まず急に腕が無くなったことによりバランスが不格好だ。それに切り口から血がドバドバ流れているのでそのうち出血多量で動きがどんどん鈍くなっていき死ぬのでは?と思ったからだ。


それを証明するように先程俺を殴ろうとした場所でよろけて膝?が地面に着く。


これを見て思ったのだがさっき俺に攻撃してきたのは焦ったからではなく生物的本能などでもう長くないことを悟り道連れにしようとしたからなのだと思う。


ただ自己修復とかそう言った化け物スキルがあったり取得して強化―――戦闘中に敵が成長するのか知らないが―――されたりする可能性がないとは言えないのでとどめを刺すことにする。


居合の形をとり―――刀では無いので居合と言っていいのか微妙だが―――風魔法を使い先程よ夢現のように急加速して接近し首に向けて居合切りをする。するとさっき腕も切った時よりも少し強い抵抗があったが問題なく切断することに成功する。



《ホーン・ラビット(夢現)の討伐に成功しました》



《レベルアップしました》






そろそろ本当にクライマックスになると思います。


最初苦戦した敵と戦ってみると強くなったかよく分かりますよね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ