67話
「そうですか。ありがとうございます。とはいえ、俺にとってはあまり使い勝手がいいとは言えませんね」
「そうでしょうか?投擲と魔法が得意のようですので使い勝手はいいと思いますが‥‥ただソランさんが言うならそうなのでしょうね。それにフォルさんもいるのでそちらの方も考えると確かに使い勝手は少し悪いかもですね」
「そうですね、巻き込みたくないので。あ、でも一応何かあった時の保険として持っておくことにします」
「そうですか。では売却、納品はしないということでよろしいですね?」
「はい。それとこの羽はどう使えますか?」
と、言いながらイエロー・バタフライの鱗粉をアイテムボックスにしまいイエロー・バタフライの羽をアイテムボックスから取りだす。
「イエロー・バタフライの羽ですか。そちらは触ってみるとわかるように特殊な構造をしています。ですので用途は色々ありますが、今のところ武器など実戦に使えるものになることは無いですね。錬金術師達などが前から使えそうだと言っていますがそこまで加工できた人は今のところいないので」
ということらしい。なので今は必要ないだろうと判断した。
「ではこの羽納品か買取出来ますか?あと、もう片方の羽は破損してしまってるのですが買い取れますか?」
「はい。納品も買取もできますよ。ただ破損してしまっている方の羽は納品は‥‥‥できませんね。偶に破損した羽でも良いという依頼があるのですが、今はありませんので。ただ買取はできますよ。通常の買取より安くなってしまいますが」
「はい、それで構いません。損傷してない方は納品でしてる方は買取でお願いします」
そう言って損傷している方もアイテムボックスから取り出して渡す。
損傷していない方は800Gで買い取ってもらった。ちなみにギルドで買取って貰う場合は1000Gだそうだ。
損傷している方は500Gで買取って貰えた。普通は3分の1くらいになるのだが、少ししか損傷していなく形が保っていたので2分の1になったらしい。
そこら辺は詳しくないので分からないがフランさんがそういうのだからそうなのだろう。




