59話
最近は執筆が少ないことが多く申し訳ありませんでした
m(_ _)m
羽をしまうと次は鱗粉を取り出す。どういうふうに入っているのか疑問に思っていたが、粉そのままの状態だった。
そういう状態なためこのまま出しておくのに不安を感じたのですぐにしまう。幸いと言うべきかちょうど風が吹いていなかったので鱗粉が飛んでいくということは無かった。
ゲームなんだしどこから生成されたんだ?というガラス瓶の中に入っているということを期待していたのだがそういったことはなかったようだ。残念だ。
このような感じだったので調べるのは街に戻って図書館で調べる、もしくはギルドでフランさんに聞くなどしてから調べるのが良いだろう。
ドロップアイテムの確認はもういいだろう。それと綺麗な状態の羽をいくつか手に入れて調べてみたいので次にであった場合は何か行動される前に胴体を狙って投擲した方がいいだろう。
もし、胴体のドロップアイテムがある場合は勿体ないことをすることになるが。至近距離にいた場合は羽と胴体の間を切り落とすでもいいかもしれないがそんな近くまで行けないし。
と、いつまでもこう考えている訳には行かないか、時間は有限だし、出来ればイベントのある1週間後までにはこの森の探索をざっと終わらせたいところだし。
そんな訳でまだ探索していない部分を探索していく。
当然という訳では無いが遭遇率の高い狼とは何回もあったが、狼に俺の気配察知を誤魔化すことが出来るはずもないので短剣をかまえ近くに来た狼の脳天に突き刺すと
『グュルゥゥ』
と声を上げて倒れていくのでそこまで問題にはならなかった。それどころか素材が増えていくのでこちらとしては嬉しいところだ。いちいち対処するのが少し面倒だが。
とまぁそんな感じで狼は特に問題は無い。ただ本音を言えば『プチ』が出てきて欲しいところだが。やはり最初見つけた時に何もしなかったのが悔やまれる。せめてテイムのようなことが出来るのか?ということだけ確認をしておけばよかった。
とそんなことを考えながら進んでいくと、今まで察知したことの無い気配・・・つまり新しい敵―――敵でなくても初めて遭遇する生き物―――がいるのだろう。それを見て鑑定してみると少し嬉しく感じた。
その鑑定結果は
『プチフォックス』
ステータス:――――――――熟練度不足のため測定不能
スキル:なし
といった感じだ。ともかくやっとプチが出てきたのでテイムのようなことが出来るのか?もしくは友好的になれるのか?を試してみるとしよう。
そうは思ったがどうすれば良いかが分からない。狐は好きだが好きだからと言って好物や食べるものがわかる訳では無い。ただなにかの機会の時に調べた時肉食に近い雑食となっていた気がする。なので肉をあげれば大丈夫だろう。もし食べるのが地球の狐とそう変わらないのなら午前中に狩った兎をあげれば良いだろう。
というわけで短剣をしまい兎肉を取り出す。その際怖がるといけないのでそっと近づく。
狐は近づく俺に気づいたようだが警戒することを知らないのか、それとも『プチ』だからか何も問題ない様子で・・・というより好奇心?でこっちに近づいてくる。
最初から手渡ししていいのか?と疑問もあったので近くに狐の進路方向の先に兎肉を置いてみる。すると狐は少しこちらを見てから兎肉の匂いなどを確認してから、肉に食らいつく。肉の大きさが狐とほぼ同じなので必死に食べている光景が少し微笑ましかった。




