40話
「今日、通行の番人と何回も戦ってきたので、入手したアイテムをどうした方がいいかの相談に来ました。それと出来ればフランさんも、敬語をやめてください。あまり歳は離れてないですよね?」
敬語はやめてくれと言われたのでやめる。ただそうなるとやめてもらいたくもなる。同年代の人に敬語を使われるとちょっと。
それはともかくまずは魔法粘土を見せる。
「魔法粘土ですか。それの用途は主に錬金術もしくは建築などに使われるので今のソランさんには不要だと思います。ギルドでは依頼と買取両方ありますがどうしますか?」
敬語が完全には抜けていないが仕方ないだろう。俺もそうだし。
どれくらいで買い取ってくれるのか聞いてみると1つのブロック(アイテムボックス表記で1)で依頼の納品だと少なくて8000Gでギルド買取だと10000Gだそうだ。いつかはプライベートルーム(土地や家)を買いたいと思っているが今必要という訳ではないので全て依頼のやつで納品した。一瞬で100万Gほど手に入ってしまった。
宝石についても聞いたが原石のままだとあまり価値はないらしいので加工できてから考えるとする。加工してから出ないと宝石に効果が着いているかも分からないので価値のつけようがないらしい。
最後に魔法金属(鉄)を見せる。
「えっと、金属ですか?」
何やら分かっていないようなので通行の番人(真)のドロップアイテムだということを説明した。
するとフランさんはため息を吐いた後失礼しますと告げると奥の部屋へと向かっていく。うむ。夢現の時と同じようにギルドマスターの所へ向かったのだろう。
2分ほど経った頃に何やら紙を持ってフランさんは戻ってきた。
「ソランさんおめでとうございます」
そう言われ紙を見せられる。その紙にはDランクへと昇格と書いてあった。
「これまでの依頼による貢献、それと通行の番人(真)を討伐した実力が認められてDランクへと昇格できるようになりました。昇格しますか?」
と聞かれた。別に昇格して問題はないと思うので了承し、ギルドカードを渡す。
フランさんはそれを受け取り前と同じように台の上に置き何かを始めるとギルドカードを光が包み込む。光がなくなりフランさんが回収したギルドカードを受け取るとDという文字が入っていた。ランクEの時も入っていたのだろうか?よく見ていなかったから分からないな。
中途半端な終わりなのをお許しください時間が足りませんでした
m(_ _)m




