235話
とりあえず1300文字!
風魔法を使ったとはいえ、街までそこそこの距離があったが、時間が時間だけに門に人は並んでおらず、いつもよりも早く街に入れた。
これ以上フォルを待たせるのもアレなので、どこにも寄らず宿へ行く。
その後フォルと一緒に昼食を食べてからログアウト。適当にもう一度昼食を食べ、ログインする前に何をするかを考える。
午前で魔力感知っぽいものは自分が納得する程度には確認できた。だから魔力感知はこれから制度を上げていくだけだから今日やらなくてもいいし。
次にやること‥‥‥やっぱり身体強化かな?フランさんに聞いた限りだと、身体強化の魔法は魔力を体の中でぐるぐるするだけで行動していなくても練習できそうだし。
それと並行してフォルのレベリングとかそんな感じかな?
というわけで考えが纏まったのでログイン。
ログインするとすぐに、フォルがよってきた。さっきまでのお腹が空いて死にそうといった雰囲気が嘘なくらいやる気―――いや殺る気か?―――に溢れていた。
「さて、フォル。これから草原に行って兎とどれくらい戦えるか見せてもらおうと思うけど、準備はいいか?」
「コン!」
一応とばかりに確認をしたのだが、そんな確認など不要だったようで、勿論!と言った感じの返事が帰ってきた。
宿を出る前に俺の体の中で魔力を操作してぐるぐると循環させてみる。そして魔力を魔法に変える時の要領で身体が強くなるというイメージを行う。
その状態でフォルを連れて宿を出て草原へ向かう。
草原に向かう途中、風魔法などの加速は使わずに走っていき身体強化を確かめてみる。
‥‥‥うん。これは武術系の人が使わないのも納得だ。確かに身体能力は上がったが、なくても困らないレベルだな。例えるなら50メートル走のタイムが0.1秒くらい早くなると言った感じだ。
それと試してはいないから絶対ではないが、感覚的に魔力をもっと注いで濃くしても身体能力の上昇量は変わらないと思う。薄くすると身体能力の振れ幅を下げることは出来ると思うんだが。
と、そんなこんなで草原に着いた。
フォルを地面に下ろして
「さて、フォル。着いたけど大丈夫か?」
と聞くと
「コン!」
と威勢の良い言葉‥‥‥鳴き声が帰ってきた。
「よし、じゃあ見とくから、1度戦ってみてくれ」
そう言うと今度は返事はかえってこず、近くの兎の元へと走っていった。
近くと言っても20mは離れているのだが、まぁ近寄らなくても大丈夫だろう。一応保険として何時でもフォルを助けれるように水属性の魔力を準備しておくが。
ちょうど水魔法の準備が終わったくらいに、フォルと兎との戦闘がはじまった。始まったというよりフォルが奇襲をかけたような状態だ。
俺が水魔法を準備している間、フォルも風魔法を準備していたようだ。
その風魔法は牽制目的のようで、フォルの接近を警戒していた兎は、体制を崩した。そのすきに間を詰め、フォルは兎を引っ掻いた。
ただ、フォルはまだ子供であり、目に見えた傷はできていない。しかし、全体のステータスの中でも高いSTRのおかげか一応兎にダメージが入っているようだ。
順調に感を取り戻している感覚はあるんですよ。1話あたりの内容をもっと増やしていきたいです!
ちなみに予定は一応今日で終わりなはずです。
少なくとも1話あたりの文字数が1500以上にはしたいですね
うん。がんばる




