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223話
「なるほど、そんなに人数がいるなら大丈夫かもですね。だからといって、フランさんが安全ではなかったらダメなんですけどね」
「わ、分かってますよ。ちゃんとギルドマスターに確認を取っておきます。仕事を休むという扱いになるかもしれないですし」
そうやって普通そうに言っているが、さっきの恥ずかしさ?が抜けないのか未だに耳を赤くしている。こういうところを見ると、いつもの堅苦しい?感じが、背伸びをしているのだな〜と思う。
まぁ、フランさんは俺と同じくらいの年齢なのだし、こういった反応の方が自然なのだし、俺としてはこっちの方がいい。もっとも、本人に言うともっと赤くなりそうなので言わないが。
その後俺は
「では、また今日か明日来ますので、時間がある時にブラングさんに聞いておいて貰えると嬉しいです。ではまた」
と言い、俺は今度こそギルドから出る。
麻酔ってすごいんですね。痛みが無くなるどころか力も入らなくなるなんて




