20話
何かいっぱい貰えた。
とりあえず鑑定で確認していこう。
1つ目は魔法:ライトだ。まぁこれは狙っていた魔法だから嬉しいが驚きはしない。
魔法:ライト (MPを1消費することで灯りを出せる。出す場所が自分から離れるほど持続時間が減る)
概ね想像通りだが自分から離れた場所に出せるのは嬉しい。相手の目前に出すことで牽制できるだろうし、暗い場所で先を確認してから進もうとする時に役に立つだろう。
次は魔力操作だ。
『魔力操作』
魔力を操作することで魔法やスキルの開発、改良ができる。
一定レベルに達することでアーツを取得できる(例外あり)。
恐らくこの魔法の開発を自力で出来たから入手できたのだろう。簡単な魔法を作ろうとしたから簡単に入手できたのだろうか。それとスキルの開発とあるが魔法剣という浪漫スキルを使えるようになるのだろうか?それ以上にどんなアーツが貰えるか謎だが。
考えても入手してからしか答えは分からないので次に行くとする。
次の無詠唱だが、入手できた理由は何となく分かる。通常だと魔法を使う時は名前を言う(詠唱)ことで魔法が発動する(クールタイムがあるので早口ができても連射は出来ない)。しかし俺はライトを使えるようにしている時魔力操作に集中していて名前を言っていなかった。なんて言えばいいか分からなかったのもあるが。
では、鑑定してみる
『無詠唱』
詠唱をすることなく魔法を発動できるが明確なイメージがないと魔力の消費が大きくなり不安定な状態で発動する。熟練度が上がることで魔法を発動しやすくなる。
やはり無詠唱には明確なデメリットがあったが奇襲の時や牽制に使う時しか無詠唱は必要ないと思うので多少の失敗は慣れていけばいいだろう。それと魔法が発動しやすくなるとはなんだろう?無詠唱だと発動しにくくなっているのかな?
確認が終わったので新しく習得したライトで足元を照らしながら先に進む。
少し進むと前に気配を感知した。そこを確認してみると蛇がいた。看破を使ってみると
『ステルス・スネーク』
ステータス:――――――――熟練度不足のため測定不能
スキル:―――――――――熟練度不足のため測定不能
となっていた。何故気配を感知出来たかは見えないスキルに秘密があるのだろう。もしかしたら種族特性というのがあるのかもしれないが。いや、もしかしたら明るさが原因なのかもしれない。俺は今ライトを2mほど前で発動して進んでいる。兎や狼の時は20mほど先の気配も感知できていたのだが、今回は3mほど前に急に反応が現れた。よって今のところは周りの明るさ説が濃厚だろう。
というわけで俺は落ちていた石を拾い蛇目掛けて投げつける。投擲の効果もあり蛇に当たった。しかしそのダメージは倒すには至らずこちらに近づいてくる。それに対しレイピアで突き刺してとどめを刺す。欲張らずお腹あたりを、だ。
ライトが予想外に役立ち蛇を克服した俺はペースを上げて進んでいく。道中何回か蛇に遭遇をしたが隠密能力を失った蛇は敵ではなかった。ある程度進んだ頃前に大きな扉が見えてきた。よく見るとその扉の前に何人が居た。とりあえずあの扉のことと、出来たら何をしているのか聞いてみよう。
「すいません」
と、前に居た3人のうち盾を持っていた人に話しかける
中途半端な終わりですいません。久しぶりの人との会話ですが長くなりそうだったのできりの良さそうなここで区切りました。




