201話

その光量がどんどん小さく‥‥‥というより収束？していき、光が収まると、文字が浮かび上がっていた。

いや、文字というより記号とかそんな感じだろうか？とにかく何が書いてあるかは分からない。まぁ、書いてある内容は俺の倒した賞金首を表しているのだろうけど。

「よし。じゃあプレートを貰うぞ。‥‥‥ふむ。やはりあいつらだったか。あいつらが相手だったのなら、君も災難だったな。まぁ、なんであれ賞金首の討伐感謝する。対象が夢の使者だったため投獄するのみになってしまっているが、君が討伐してくれたおかげで捕まえることが出来た。私が代表して礼を言う。ありがとう」

そうか。夢の使者は生き返る(リスポーンする)から、討伐して『はい、終わり』とは行かないのか。日本とほとんど同じとはいえ、処刑しても処刑できないのはきついな。もしかしたら相応のデメリット―――キャラロストなど―――もあるだろうが、今は何も分からないし。これは、夢の使者の行動しだいだが住人の人達との敵対が簡単に起きそうだ。

俺に出来ること、といえば『リリカさん』に賞金首の情報を伝えるくらいか？ 俺だけが知らない可能性もあるが、他の人も知らない可能性の方が高いだろう。リリカさんなら知っているかもだが。