170話
や、やばい。もうすぐで200話に行ってしまう。作中の日数を確認した感じまだ数日あるんですよね、イベントまで(遠い目)
しばらく―――と言っても数秒だが―――石っころの周りを動いて、一定の距離を保ち攻撃されないように動いていると、腕に『トントン』と振動を感じた。どうやら魔法の準備が終わったようだ。
というわけで、石っころの周りを動くのをやめて、石っころの正面へと移動する。念の為3m以内には近づかないように、だが。
フォルの魔法の準備が終わったのが、石っころの右側辺りと正面の近くだったのもあり、石っころの正面に着くのにかかった時間はほんの数秒だった。
そして、少し跳ねて空中で半回転し石っころの方を向きながら
「さぁフォル、仕事だ。さっきも説明したと思うが、お前がやるのは、あの赤い石、魔石の破壊だ。外さずに当ててくれよ?」
と言う。勿論返事はなかったが、雰囲気はとても真剣味を帯びているので大丈夫だろう。
俺の足が地面に着地し、方向転換が終わったのと同時にフォルの準備していた魔法が具現化?して、石っころへと放たれる。
俺が指示?した時に放たず、着地してから放ったのは、回転して命中率が下がるのを防ぐためだろう。
それが影響したのかは分からないが、しっかりと軌道上に魔石を捉えて魔法が進む。
ようやく?この魔法に気づいたのか、石っころは慌てて腕を動かして魔法を防ごうとするが、そのとろい動きと、早い魔法。どちらが先かは明確で、石っころが防ぐ前に、フォルの放った魔法が狙い違わず魔石へと当たり、砕く。
ちょっと真面目に1日2話投稿を検討しようかと思います。




