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168話
「フォル!」
と俺が叫ぶのと同時に、フォルが飛び上がった。
それを見て、俺はやや焦りながら?風魔法でより速度をあげる。いくら俺の速さが早いと言っても、4mほど離れたところで飛ばなくてもいいと思うんだが。まぁ、間に合うんだけどさ。
それと同時に、レイピアと短剣をしまう。フォルを持ち上げるのに邪魔だからだ。
短剣を腰に、レイピアをアイテムボックスにしまう。
レイピア等をしまうと、すぐにフォルの元にたどり着いたので、両手で空中のフォルを抱きかかえて回収する。
「フォル、いいか?これから俺はフォルを抱えて回避に専念する。だからフォルはあの石っこ‥‥‥ストーン・ゴーレムのむき出しになっている魔石に攻撃をしてくれ。できるな?」




