143話
少なめ
あの後ブライさんに案内されて数分歩いた。
「着いたぞ」
そう言われて着いたのは少し大きめの家だった。
どれくらいの大きさの家かと言うと例えづらいのだが、イメージで言うと、小説とかに出てくる貴族の家が一回り小さくなった。と言った感じだな。
「えっと、この家?ですよね。プレイヤーホームですか?」
「そんな金はねーよ。クランハウスだ。情報クラン『ライブラリ』のだ」
まぁ、そりゃそうか。こんな家持ってたらあんなとこで料理売らずにここで店開くか。
それにしても
「情報クランなんですか?料理クランじゃなくて」
「ん?あぁ、そういえば教えてなかったな。俺は情報クラン『ライブラリ』のメンバーだからな。それに俺は料理専門とかじゃないぞ?料理は趣味と金稼ぎだ。それと、情報持っていそうなプレイヤーを探したり。だな」
なるほど。確かに情報クランに所属しているからと言っても、全員が情報を扱っている訳でもないのか。
それこそ、情報集める担当とか、いろいろあるのだろう。
「確かにそうですね。それで、俺がここに案内された。ということは情報を買ってくれるということですか?正直に言うと心当たりがいくつかあるのですが」
「あぁ、そのつもりだ。ん?幾つかなのか?俺はその狐だけだと思っていたんだが。これは当たりを引いたか?」
「まぁ、それは聞いてから判断すればいいのでは?とにかく、行きましょうよ。と言っても入ったいいのか分からないんですけど」
「済まないな。では、入ってくれ。そしてようこそ、クラン『ライブラリ』へ」
相変わらず、他人相手だと猫を被って丁寧語になるソラン。
まぁ、そんなことは置いといて、制限時間はあと三時間ですが頑張って書き終えるので、『異世界で得られた幸せ』の方もよろしくお願いします
m(_ _)m




