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139話
「フランさん、他には何も聞こえてないですか?特にこの場所からの帰還する方法とかそういうの」
「えぇ、何も聞いてないですね。まぁ、夢現を倒したので直に戻れると思いますけどね。それに、これまでに生き残った?方達も夢現を倒して戻ってきたと証言しているので大丈夫だと思いますよ」
どうやら、フランさんの方にも何も聞こえてないようだ。
正直、いつ戻れるのかは知りたいのだが。急な転移?などあまり経験したくないし。
取り敢えず、知っていそうな奴に聞いてみるか。
「おーい、ルート。お前は何か知らないか?」
と、虚空に向かって語りかける俺。
とても近くにあるフランさんの少し同情のようななんとも言えない視線をが刺さるがスルーして語りかける。
すると、ピカーと言う効果音がつきそうな感じで俺が光って、それがどんどん集束?して、ルートが現れる。
フランさん、ずっと抱きついたままですね。
そして、フランさん初のルートとの邂逅?




