13話
前回の掲示板回ですが主人公は見ていません。まだ主人公が掲示板を見る予定は無いです。
時刻は夜。
学校から帰ってきてやることをして夕食を食べ風呂に入ったらこの時間になっていた。
あと5日で夏休みなのでそこまではあまりログインはできなさそうだ。
そんなことを気にしつつログインをする。
ログインして最初にするのはなんやかんやで忘れていた冒険者ギルドへ行くことだ。夢現の素材がどうなのかを聞けるといいのだが。図書館に情報がなかったけどギルドが減らしたという可能性もあるし。
というわけでギルドへやって来ました。最初に登録をした時の受付さんに早速聞いてみる。
「こんばんは、聞きたいことがあるんですがよろしいですか?」
「こんばんは、何をお聞きしたいですか?」
「夢現について何か分かることはありませんか?」
と言うと受付さんは少し食い気味に「夢現ですね?少しお待ちください!」と言うと奥に行ってしまった。
ギルドには情報があるっぽい?
しばし待つこと5分。暇になってきたので早く来ないかな〜と思いつつ昨日作った串肉を食べる。アイテムボックスのおかげで温度もそのままなので味も変わらず美味しい。半分ほど食べ終わると受付さんが戻ってきた。
「お待たせしました」
受付さんはそう言いながら俺の手にある串焼きに目がいっていたのでアイテムボックスから1本取り出しあげる。「あ、ありがとうございます」と言われたので練習作なのを伝え大丈夫なことを伝える。
「あ、どうぞついてきてください。奥でギルドマスターがお待ちですので」
そう言われたのでついて行く。行く途中に串焼きの感想を聞くと美味しいがやはり改良の余地ありっぽい。ちなみにこの受付さんの名前だがフランさんだそうだ。こちらの名前もソランだと伝える。
そんな感じで会話をしながら進むと1つの扉の前でフランさんが止まった。
フランさんがドアをノックし「ギルドマスター、お連れしました」と言うと中から「入ってくれ」と返ってくる。
中に入るとそこそこ歳をとってそうだがガタイの良い男性がいた。とりあえず挨拶をする。
「初めまして、ソランと言います。よろしくお願いします」
「初めまして、わしの名前はブラングじゃ。早速じゃが夢現についてどういうふうに知ったのかのう?」
そう聞かれたのであのイベントが発生して戦った話とそのドロップアイテムの状態が夢現になっていたことについて話した。
「ふむ、そうか。あれを倒したのか。実を言うと我々ギルドもあまりわかっておらんのじゃ。しかしあれの素材を使ったものは強力なものになるというのがわかっている。しかしそれは倒したものに限り、それ以外のものが使おうとすると厳しいデメリットを受けるのじゃ。そしてギルドではあれを倒した奴にその素材を使って武器を作れるヤツを紹介しているのじゃが、紹介はいるか?」
「職人の知り合いは今のところいないので欲しいですが、すぐに作りに行かなくてもよろしいですか?」
「あぁ、紹介状を渡すのだがそれを渡して作ってもらうんじゃ。まぁ多少値は張るがの」
値は張るらしいがちゃんとした人でちゃんとできる人を紹介してくれるのだから断る理由はないな。
「はい、お願いします」
そう答えると、ギルドマスターが紙を取りだしそこに何かを書いてそれを封筒へとしまった。
「場所はこの街に近い街であるファビルテのグンデ工房のグンデにこの封筒を渡して作って欲しい武器などを伝えると良い」
と言われながら封筒を受け取る。受け取る際に勝手に封筒を開けないようにと忠告を受けた。




