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131話
ギリギリセーフ?
『ルート』の風を維持し、もし夢現が奇襲?をしかけてきても回避できるようにしながら、レイピアに再び、水属性の魔力を流し込む。
まだ、さっきまでの強化が残ってはいるが、いつ無くなるのかが分からないので、新しく魔力を注ぐ。
勿論、短剣には流さない。いや、もしかしたら強度、もしくは切れ味的な意味での強化が見込めるかもしれないので、無属性の魔力を流し込んでおく。
短剣の方は目に見えた変化がないので、ある程度流し込んだら流し込むのを辞める。
というわけで、準備も整ったので、早速夢現に攻撃しよう。
戦いを経験してから、まだ全然経っていない素人考えだが、攻撃は受けるより前にしに行った方が戦いやすいし。
『ルート』風を後ろ向きへ発生させ、俺の移動を補助して速度を上げつつ夢現へ接近する。
勘が少し戻ってきた?感じです。




