12話
最近料理をやってないので記憶が正しいか分かりません。にわかです
生産ギルドを後にして宿へと帰る。
メニューにある販売所を開き今日作った毛皮を張りつけたブーツ、鞄、レイピア以外のアイテムを取引のスキルを使い出品する。とりあえず鉈以外は50Gで売り鉈はあまり上手く作れてないので150Gで売る。まぁ練習で作ったやつなので売れなくてもそこまで痛くない。スキルの熟練度をあげたいので売れて欲しいが。
宿へ戻っては来たがまだログアウトはしない。というのもそろそろ植物系図鑑を読んでおきたいからだ。今狩りをしているのは草原なので結構草が沢山ある。今度調合などもやってみたいので早めに採取できるようになっておきたい。葉っぱだけでも触ってはいけないのがあったり根を取らないといけないのもあったりするだろうし。
読んでいてわかったが薬草自体は全部同じらしい。根や葉など全て使える。しかし場所や環境によって使えなくなったり処理が変わったりするので名前を変えているらしいがその名前はほとんどあだ名のようなものだ。
また、毒草などの状態異常を引き起こすものもあるがそちらは触れるだけなら大丈夫で摂取したり傷口などに入ると酷い目にあうらしい。種類によっては見た目が似ているのに効果が違ったり体が一時的に変身をしたりするものもあるらしいので鑑定をしたり傷口は回復してから採取するようにしなければならない。
一応触るだけでアウトのやつもあるがそれはこの近くにはないので必要になった時に覚えていくとする。
それとログアウトする前にもうひとつやりたいことがある。
椅子から立ち上がり少し進んだところにあるまな板に兎肉を取り出す。何とこの宿は調理スペース付きだったのだ。さっき部屋をちょっといじってたらなんか出てきたのだ。
では早速料理?を始める。と言っても料理が上手いわけではないので何となくでやる。今度からは調べるけど。
まず兎肉を5cm×3cm×2cm程のブロックへとカットしていく。肉はドロップだからか細かい処理は多分しなくてよさそうだ。そしてそれを串に刺していき、温まった鉄板へと置いていく。焼いている途中あまり潰さないよう気をつけながらひっくり返し焼けている表面に塩をパラパラとかける。反対側もしっかりと焼けたら皿へと並べる。
見た目は意外と美味しそうだ。一応鑑定をしてみる。
『兎肉の串焼き』ランクF
ホーン・ラビットの肉を使って作られた串焼き。
中までちゃんと火が通っていて見た目もいい。
となっていてちゃんと火が通っていることもわかった。確認に鑑定をするのもいいのかもしれない。
早速食べてみる。意外と美味しい。兎肉は食べたことがないので再現されているのか、ホーン・ラビットだからかは分からないが初めての味?だ。しかし少し肉が硬いので次作る時は少し叩くなり違う作り方をするなりして硬くならないように工夫するしかない。あと塩でも美味しいが他の調味料もやっぱり欲しい。胡椒などは手に入るかもしれないがハーブなどもせっかくだから欲しい。
ルートを召喚して兎肉の串焼きを上げてみる。美味しいと言われたが種族的にあんまり肉を食べないそうだ。なので今度野菜や果物などを作ってみようとも思った。
近いうちに畑を買って育てるのもいいかもしれない。まぁ高いだろうから借りるか借金だが。それと住人を雇う必要もあるかもしれない。世話をずっとは出来ないからな。今は関係ない話だけど。
ちょっと作りすぎたので折角だからこの兎肉の串焼きも出品してみる。あまりお金はかかってないので1本5Gで計10本を売ってログアウトをする。
疲れたし明日は学校なのでログインは控えるとしよう。またあいつにあっても嫌だし。
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