11話
頭が痛くて回ってないので少なめです。
生産ギルドで場所を借りて角を取り出す。
まずやるのは細工でアクセサリー的なのを作ってみることだ。しかし、角は結構硬いので根元の太い部分を輪切りにしていく。そして簡単な図形の形をとってからヤスリなどで磨いていく。初めは難しい形にせずシンプルな形のみを作ってみて慣れていく。
三角を作り、面が綺麗になるようどんどん目の細かいヤスリに変えて削っていく。手触りが良くなったら仕上げとして塗料を塗る。まぁ絵心は俺は持っていないので青1色を塗る。
結果アクセサリーにはなったがステータスの補助はなかったので所謂アバター装備と言うやつになった。
『兎角の小物(三角)』ランクE
うさぎの角を丁寧に三角へ加工し青く塗られたもの。手触りがいい。
ステータスはつかなかったがランクはEを貰えたので作成中もしくは作成後に何らかのアイテムを使う事でステータスが得られるのだろうか?それとも素材のスペックの問題だろうか?
集中していてあまり気づかなかったが結構な時間がかかっていたので休憩も兼ねてログアウトをして昼食をとる。
そして戻ってくると早速作業を開始する。
最後にやるのは鍛冶だ。と言ってもとても簡略化されていて規定ラインまで熱すると金属などが溶けてそれを鎚で叩きある程度の形を作ると武器などになると言った感じだ。というわけで練習なので1番安い鉄を購入して早速始める。
まず鉄を火で熱していく。白っぽく光り出したらハサミで取り出し冷めないうちに鎚で叩く。簡単になってはいるのだろうが思った以上に難しかったので予定を変更し鉈のようなものを作ることにする。何回か熱して叩くのを繰り返し何とか鉈っぽい形になったので冷まして持ち手をつけるとちゃんと鉈になった。どんな性能になったかを鑑定してみる。
すると
『粗末な鉄の鉈』ランクF
粗末な鉄で作られたため耐久性に問題がある。鉈の形をしているが不格好で使いづらい。
ATK:2
となった。初めてだったので鉈になっただけマシとしておこう。
もう一個作ろうと思うが今度はアレンジというか、やってみたいことをする。
さっきと同じように鉄を溶かすために炉へ鉄を入れていくのだがとある粉を入れていく。この粉は先程の細工で出た兎の角の削りカスだ。RPGなどでは古くからこういった素材で武器を作ったり強化したりしていたから出来るかな?と思ったからだ。まぁ現実に近いので不純物判定でダメになる可能性も高いが。それと角を入れるので突き技の出来るレイピアを目指して作っていく。
鉄を加熱し終わったら長細く先が尖っている形を目指していく。叩いては向きを変えてを繰り返し平らにならないように気をつける。形ができたので冷まして持ち手をつける。レイピアぽくなったが形がちょっと形が曲がっていて直線ではない。
鑑定をしてみると
『粗末な鉄のレイピア』
粗末な鉄で作られたため耐久性に問題があるが作るのに用いられた素材により突き攻撃をした時に限り耐久が減りにくくなる。
ATK:4
だった。ちゃんと兎の角の効果も出ていた。レイピアと鉈の違いなのか素材の違いなのかは分からないがATKも上がったので次からは何らかの素材を入れて試していくとしよう。




